昼飯→サラダ、からあげくん
夜飯→なにかと
飲物→コーヒー、黒酢ジュース、水
どん。
なにかと。
残っていたミネストローネが沁みた。
緑のサラダとからあげくん。
からあげくん、食い過ぎるとどうなるんだろう。
またもや何かと残り物たち。
これらでサクっと一杯したが、金曜日の夜だし、ちょいと飲み足りなくなって、ハイボールなんかを追加してみたので、ツマミもプラスアルファしたくなり、秘蔵の缶詰コレクションを漁っていたところ……。
どーーーん。
鯨の大和煮!
なんて、素敵な缶詰をストックしておいたのでしょう!
自分で自分を激褒めしながら、子どもたちに、「鯨、食おうぜ! 鯨、ホント美味いから!」と誘ってみたのだけれども、彼女たちの反応は思っていた以上に冷めており、コンビーフなら食べたいけど、鯨は食べたくない、と。
どっちもジャンクだから変わんねーよ! と思ったので、無理に進めようとしていたのだが、長女は食べたくない理由をこのように語ってお断りをいれてきた。
「いや、だって、鯨って本物をちゃんと見たことないし……」
見たことないと食べないのか!
なんだ、その謎ルールは!
どうして見ないと食べないのか、ちゃんと教えて!
ちゃんとして!
と、ほろ酔い気分でツッコミを入れていたのだけれども、どうやら彼女は何かの遊びに夢中だったようで、「パパもういいから、勝手にお酒飲んで鯨食ってなよ」的な態度をとられたので、これ以上深追いすると思春期女子に鬱陶しがられる父親状態になりそうだったため、おとなしく一対一で鯨と向き合い、残り少なくなっていたイチローズモルトを一気にグラスに流し込んで、シュワシュワ炭酸ソーダの海を堪能しながら、鯨と共に大海原を酔い揺れた。