朝飯→おにぎり
昼飯→鶏南蛮そば
夜飯→ほうれん草ソテー、海藻サラダ、タラコスパゲティ
飲物→お湯、むぎ茶、グラスビール
仕事→某レシピ本の校正、某漫画研究本の編集
「はい。もしもし? あっ、はい。はい。そうですねー」
オモチャの携帯電話を耳にあて、誰かと電話をしている長女さん。
子どもならば誰もが一度はトライする行動なわけなので、お子さんをお持ちの方々ならば、よく見かける光景といえるだろう。
だが、彼女の場合はココからさらにヒネリを加えてくるから、さすがというべきなのか。
「あっ、ちょっと待ってね」と、電話の向こう側の相手に告げると、素早い動作で携帯の会話口に手をあてて、こちらを振り返りこう言った。
「しっ。今、お仕事のお電話だから。静かに!」
って、誰も邪魔しちゃいねーから!!!!!!
と、一発ツッコミをいれさせて頂いたところで、いただきまーす。
麺はかなりかためで腹に溜まる感がなかなかどうして。
つゆは、ネギっぷりがとても良く、濃ゆいけれども確かに美味かった。
カウンターのみでビジネスマンだらけだったのだが、病みつきになりそうな味にハマってしまった方が多いと思われ、皆、常連ばかりといった雰囲気。
店の名前、メモるの忘れてしまったがー。
野菜尽くしで、グラスビールを一杯。
それで終われば良かったのだが、結局、我慢できずにこの後、タラコスパゲティを……。
食べた後に、大後悔。
さて、もちろん、冒頭のお話には続きがある。
「あっ、はーい。じゃあ、はいはいはーい」
ガチャン……。
とは、携帯電話の場合は言わないのだけれども、なんとなく電話を切ったという感じが伝わるのは、「ガチャン」なので、とりあえずガチャンを使ってみた。
うぜえ!
もとい、そんなわけで、電話を切った長女さん。
彼女の物語に乗ってあげようと思ったママちゃんは、なんだかせわしなくしている長女に向かって、「お仕事、大丈夫だった?」と問いかけてみた。
すると、「デキる女」然とした長女は、「あっ、大丈夫大丈夫ー」と一言前置きをした後、自信に満ち溢れた表情と声色で堂々とこう言ったのだ。
「ちょっと、会社が倒産したようです」
全然大丈夫じゃねーじゃねーか!!!!!!!!!