昼飯→たぬき蕎麦
夜飯→麻婆豆腐、ネギのせ唐揚げ、ゆで卵
ドリンク→むぎ茶、水、ホットコーヒー、
仕事→某図鑑の編集
怒涛。
ここ数日は、そんな言葉に相応しいドタバタ状態が続いている。
そもそも理由はすべて財布事件のおかげなのだが、自らの悲しみに打ち拉がられる余裕もないままに、続けて悲報がもたらされた。
のだが、とりあえず先に飯しておこう。
長女のお弁当の残り。
ちょっと遊んでみた。
たぬき蕎麦。
ちょっと駅前で食べてみた。
コンビニ三点セット。
ちょっと糖質オフってみた。
はい。
そして、先ほどの続きを……。
タイトルからもわかるかもしれないが、とある出版社のお世話になっていた編集の方が亡くなった。
まだ43歳。
この業界は、現場で働きすぎる人が若くして亡くなることが多いとよく言われるのだが、まさにその典型となってしまったのだ。
わたくしがこの業界に入って1年目くらいのペーペー時代に、とある雑誌を制作していた際、その担当編集者として付き合ってくださったのが故人だった。
まだまだ不慣れで失礼極まりないわたくしに対しても、懇切丁寧に接して頂き、なおかつ多くのことを学ばせて頂いた。
最近はお仕事する機会が減ってはいたが、またいつか一緒に仕事をさせて頂きたいと思える大先輩であった。
癌。
3年前に発病して、一度は回復の兆しがあったようなのだが、最近になって再発。
闘病しながらも最後まで仕事を続け、妻子を残して帰らぬ人となった。
本日、午前中に行なわれたお別れの会。
まだ若い奥様が涙を流しながらスピーチする姿にも胸を締め付けられたが、とにかく奥様の真横に座っていた娘さんを見るたびに、わたくし自身も涙がこぼれそうになった。
我が家の長女と同じくらいの可愛らしい娘さん。
この子を残して逝くのは、さぞかし無念であったろう。
過酷な労働、知らぬ間に溜まっていくストレス、守るべきものたちの存在……。
思わず、自分自身と重ねてしまい、娘さんの姿がわたくしの長女に見えてしまった瞬間から、とてもではないが、彼女を直視することができなくなった。
月並みな言い方しかできないが、健康であり、家族揃っていられることが、どんなに幸せなことなのか。
それを日々噛み締めながら、なおかつ健康にも気を遣いながら、生きていく。
ちょっと自分の現在地を知る上でも、一度、ゆっくりと今後について考えていきたいと感じさせられた。
心からご冥福をお祈りいたします。