昼飯→ハンバーグステーキセット
酒肴→ゴールデン街の各店でちらほらツマミ
シメ→屋台の焼きそば
ドリンク→ハイネケン、チリ産の赤ワイン、焼酎水割り6杯、ハイボール2杯
仕事→某アイドル雑誌の台割作成、ゴールデン街取材
漫画→嘘喰い、ライアーゲーム
昼一で固定資産税の調査隊が国から派遣されてきた。
といっても、相手はひとりだったが……。
そんなわけで重役出勤。
といっても、いつも出勤時間は適当だが……。
はい。
どーでも良い冒頭言でしたが、本日は月一取材のゴールデン街ツアーの日。
偶然、花園神社の酉の市ともかぶっていたので、色々楽しみにしていた。
そんなわけで、まずはさっそくお食事から。
と、その前に、いつもゴールデン取材の担当をして頂いているフリー編集の方も、わたくしのブログを読んでくれているのだが、かーなーりー、色々とツッコまれた。
基本的に麺類を食べ過ぎではないか？
不味いと言いながらも、なぜまた同じものを食べるのか？
それで太らないのは新陳代謝が良いからなのか？
などなど、ご指摘頂いたが、とりあえず言えることは……。
麺類は大好きなので仕方がなくて、不味いと言いながらも食べてしまうのは何かと面倒臭いからで、太らないのは……。
デブ、まっしぐらです。
はい。
では本日のデブ食をどうぞ(^O^)／
妻方のおばあちゃん自慢の御赤飯。
わたくしが、今まで食べた赤飯のなかでナンバーワンのお味。
モチモチ感がたまりません。
お祝い事がある時は毎回作ってくれるのだが、半分以上の赤飯をわたくしがひとりで平らげる。
妻にも、おばあちゃんから赤飯術を伝授してもらいなとは常々言っている。
ぜひ、レパートリーに加えて頂きたい。
会社駅前のハンバーグチェーン店にて。
夜からの取材に備えて、ガッツリ胃を満たしておこうという作戦だ。
ステーキ肉、硬し。
ハンバーグ肉、可もなく不可もなく。
カウンター、狭すぎて漫画が読めないじゃないか！
けれどもまぁ、腹は十分満たされた。
ここからは、ゴールデン街へ。
本日の取材先は、「待夢（たいむ）」という名のお店。
ブログでどこまで下ネタ的な話が書けるのかはわからないが、こちらのママさんはSM界の女王様。
なので、会話の中心のほとんどが妖しげなものばかり。
しかし、ママがアッケラカンとしているので、逆に、妙な空気にはならずに、中学生が下ネタ話で盛り上がるようなバカ乗りが展開される。
40代の女性客が多く、皆、恋愛相談に来るというのだから、それだけ歯に衣着せぬ物言いが、好かれ頼られる理由なのだろう。
そんなママさんは大のワイン好き。
自らがセレクトしたワインと共に素敵なオツマミを頂いた。
取材後は恒例のお礼参りタイムへ。
回を追うごとに取材した店舗数が増えていくので、挨拶に行きたい店も必然的にどんどん増えていく。
それでも、時間は限られているため、毎回厳選して行くのだが、今回はなんだかんだで、取材後に3軒ハシゴした。
こちらは、そんな店のひとつで出された肉豆腐。
美味。
お次の店で頂いた、つくね。
「かたいツクネあるけど食べる？」と言われて頂いたのだが、確かにバッチリかたかった。
味は酔っ払ってて忘れた！
いったん、酔い冷まし的に花園神社の酉の市に顔を出す。
さすがに夜中ともなると、水商売風のオネーちゃんやらオニーちゃんやらが
ひしめきあっていた。
中には制服姿の高校生も……!?
おいおい、それは危なくないか？
屋台の香りに誘われて……。
小腹を満たすために焼きそば屋に並ぶ。
夜中の2時すぎにもかかわらず行列が。
背後に並んでいるホスト2人組のうちの物凄く芸人顔の青年が、「ここの焼きそば、超ヤバイ」とトンガリ発言をしていたが、おそらく、お店ではお客さんたちから、「こいつの顔面、超ヤバイ」とウワサされているのだろう。
てことで……。
シメ！
ん～確かに先ほどのホスト君の言うように"超ヤバイ"味がした。
もちろんイイ意味で。
屋台の焼きそばは、カップ焼きそばとも違うし、自宅で作るのともやっぱり何かが違って、めちゃくちゃ安っぽいんだが、そのシンプルで貧しい感じにプラス祭という要素が加わり、絶大な魅力を発揮することになる。
あの大きな鉄板でカチンコチンと麺をさばく兄ちゃんたちの粋な雰囲気もこの上ない調味料になってるのかもしれない。
さて、我々はお参りもせずに、焼きそばのみを堪能するとさっさと神社を退散。
その足で、いつも最後に行きつくオアシスへと突入した。
あまりの眠さにもはや酒がほとんど飲めないという展開だったが、始発までなんとか生きていなければ……。
ということで、本来ならばこのまま朝までネバって、始発で会社に戻り爆睡したという報告で終わる流れではあったのだが、最後の店で衝撃の出会いがあったので、追記したいと思う。
ただし、あまりに下ネタ全開の話題のため、そういった内容がお好みではない方や、育児ブログを見にきたはずなのにナンジャコリャ？ 金返せ！ と憤りたくない方々は、ここでブログを閉じて頂ければ幸いです。
☆セクハラおじいさん事件☆
わたくしどもの最後のオアシスのママさんは、還暦目前の方なのだが、見た目もキャラもいわゆる"美魔女"で、とてもじゃないが年相応にはまったく見えない美貌を持っている。
そんなママさんのファンは多く、テレビ、出版、芝居、芸術家などなど、様々な分野の方々で、毎晩賑わっているのだ。
わたくしども若造も可愛がってくれて、金のない時などはボトルを入れずに飲ませてくれることもある。
そして、ママの仕切りが見事なため、変な客もほとんどおらず、男女共にファン多し。
そんな素敵なお店なので、あまりにもぶっ飛んだお客様には滅多に会わない。
のだが、この日はトンデモねーおじいさんが来訪したのだ。
「ドスコーイ！」
そのお方は、突然そんな掛け声を発しながら入店してきた。
ママとのやり取りからも常連さんであることは理解できたのだが、テンションがやたらと高い。
しかし、よく見ると、かなりお年をめされたおじい様なのだ。
時計の針は4時を指している。
いったい、こんな時間までどこで何をやっていたのか？
それだけでも十分すぎる謎に満ちているが、聞けば、彼は某出版社の超お偉い役員さんだとか。
そして、ご年齢はもうすぐ80だという。
怪物か!?
あまりの衝撃に、口ポカン状態でおじい様の話に耳を傾けていたが、相当泥酔しているようで、もはや会話が成立していない。
「おっ、あうっ、さ、サウンド、イイね！」
バックで流れる山下達朗の歌声を聞きながら、おじい様は、ママセレクトの"サウンド"の良さを褒めちぎる。
しかし、アータ、サウンドって……（笑）。
登場から数分しか経っていなかったが、すでに彼の口癖は把握できた。
「ドスコイ！」や「イイね！」などのノリ掛け声。
「あっ」や「うぃっ」などの泥酔奇声。
この2つの要素を繰り返すのみで、ほとんどまともに会話をしていなかったのだ。
そんな彼が、突然、真顔になり、我々をジッと見つめて黙り込んでしまった。
あまりにわたくしどもが爆笑していたので、バカにされてると思い、お怒りになってしまったのだろうか？
やべぇ。
デカい出版社だし、目つけられたら干される!?
なんて、一瞬不安に駆られたのだが、数秒後にそれが杞憂であることを思い知らされることになる。
おじい様は、我々から視線を外すと、いきなりママの胸元を凝視し始めたのだ。
そして……。
「ママ、今日、オッパイ張ってるね？」
ぶぉおぉいっ！
トンデモねー、ジジィだな、しかし。
先ほどのホスト君とは比較にならない、あまりにトンガリまくったぶっ飛び発言に、思わず飲んでいた焼酎を吹き出しそうになった。
確かにママはセクシーでもあるけれど、さすがにそういう視点では見ていなかったし、何より"張り具合"まで認識できるほどのファンっぷりに唖然となり、もはやツッコむ余地すらなかった。
しかし、おじい様のトンガリ発言はまだまだ続く。
まったく相手にしようとしないママの冷たい雰囲気すらお構いなしに、再びソコを凝視しながら一言呟いたのだ。
「……し、しゃぶりたい」
「しゃぶぅっり尽くしたい……」
い、いい加減にせんか、このクソジジィ！
まさかの大セクハラ言に、もはや呆れて笑うしかなかったが、日常茶飯事なのか、ママはまったく意に介せず、完全シカトで激スルー。
ちなみに、先ほどの「しゃぶぅっり」という表現だが、要するに上唇を下唇を引っかけて発音するような、「ぶぅっ」のことである。
まぁ、相当どーでもイイが、とにかくヤレヤレな展開だ。
しかし、どんなにママが冷たい態度をとろうとも、挫けずに何度も何度もトライを続けるおじい様。
己はアスリートか！
とまで感じさせるような屈強な精神力は、お見事という他ないだろう。
何度も言うように、彼の年齢は80近く。
時計の針は4時を過ぎているのだ。
見習うべきなのか、反面教師にするべきなのか、もはやどっちでも良い気はするが、とにかくかなり希少な人物に出会ったといえるだろう。
しかし、ママも疲れ果てたのか、そろそろおじい様に帰って頂きたかったのだろう。
無視態勢を強化して、カウンターの中で後片付けをし始めた。
そんなママの仕事ぶりを寂しそうに見つめるおじい様。
おもむろに焼酎の水割りを一口飲んだのち、誰に語りかけるでもなく、ため息交じりにこう言った。
「どうにかならんかね、しかし……」
しかし、どーにもなんねぇよ！
て、てか、もう帰りなよ、お爺ちゃん。
はい。
そんなわけで、変なおじい様のおかげでちょっとばかし長編になってしまったが、わたくしもいい加減疲れてきたので、この辺で終わりにしたいと思います。
その後、彼は小一時間ばかしママを口説き続けた挙句、突然シャキッとなったかと思うと、サクっとお会計をして、何事もなかったように、紳士なおじい様然とした様子で去っていった。
まさに、その姿は遊びを知ってる大人の男……？
いやいや、ただのボケ老人ということにしておきましょう。
最後に笑い疲れてグッタリしてしまったわたくしにも一言だけ呟かせてください。
暴走するなら金をくれ。
イイね！
iPhoneからの投稿