長女の名言 其の七 | パパは過労死寸前〜素朴のグルメ〜

パパは過労死寸前〜素朴のグルメ〜

娘2人に囲まれながら、2015年より小規模な会社を立ち上げて、日々、家事&仕事でフル回転中の男一匹34歳。糖質オフ本を制作したことにより半年で10キロ減に成功。毎日が締め切り的な業務で週に2日は帰れない……。そんな多忙パパの食日記&適当な徒然育児日記。

☆幼児と排泄物の複雑な関係☆







突然ですが、皆様のお子さんや周りのお子さんたちは、"鼻くそ"についてどういうスタンスをとっていますか?









参考までに申し上げると、我が家の長女さんは、2歳くらいから「"鼻くそ"はほじったあとは食べる」ものとして捉えており、気づけばパクっといってしまっている。












ここまでくるのもはや日課といっても過言ではない。












もちろん我々夫婦は、ソノ行為を目撃する度に注意し、なるべくならば口に入れる前に阻止することを心がけている。























てか、そもそもドコで"鼻くそ"食いを覚えてきたのだろうか?














思えば、確かに小学生くらいのときは、"鼻くそ"を食べているクラスメイトがいた記憶はある。









そのときは、



「あゝ、この子んち、貧乏なんだなぁ」



なんてアホみたいな思考回路で、"鼻くそグルメ君"を哀れんでいたが、"鼻くそ"に栄養はないし、いくら食べても腹を満たすことはできないのは明白だ。














しかし、なぜ彼らは"鼻くそ"を食べ続けるのだろうか?












言ってしまえば、というか言ってしまわなくても、"鼻くそ"はいわゆる"ウ○コ"と何ら変わりないわけだ。











つまり、ソレを食すことは、言い方を変えれば、"スカトロ"というジャンルにすら属してしまう。






























「うちの子、最近スカトロが酷くって……」


















なんて、とてもじゃないけど言いたくない。















そんなことを考えながら、ふと、幼児と排泄に関することをググってみたら、何かと心理学的な話が多数ヒットした。







いくつかのサイトを流し読みしていると、かのフロイトが提唱しているもののひとつに「肛門期」という時期があるのだということがわかった。





それは、前期が乳幼児くらいにあり、後期がちょうどトイレトレーニングをする2歳から4歳くらいまでに該当するらしい。






簡単に説明すると、排泄行為は幼児がはじめて自我をもって行動することができる行為であり、その時期に排泄に対してコンプレックスを与えてしまうと、後の性格形成に多大な影響を及ぼしてしまうということだ。





つまり、後期に関していえば、今まではママから色々なものを与えられるだけだったが、排泄という行為を自らの意思で自らの力ですることで、何かを生み出すということに初めて向きあう瞬間なのだ。










そんな時期に、排泄行為に対してダメ出しをしたり、叱りつけて無理矢理覚えさせることを促し続けると、「反発」や「反抗」したい盛りなので、なかなかうまくいかない。



むしろ逆に、排泄できたことでママが喜んでくれた、排泄することはキレイになることなんだ、という意識を持たせることができれば、この時期をうまく乗り切ることができるという。





そして、ここで排泄に対して、過度のマイナスイメージしか持てなくなると、それをいつまでも心のなかで引きずってしまい、のちにそのコンプレックスが表面化してスカトロなどの嗜好に発展するとまで考えられているらしい。







しかしなんといっても、2、3歳時期は、愛情、憎悪、嫉妬、反抗などの感情が複雑に入りくみ、突然巻き起こる突拍子もない行動や言動にどう対応して良いかわからなくなるときでもある。





そんな悩みを抱えたママさんたちはすごく多いと思うが、まさに人格を創り出す時でもあるので、高圧的すぎず、適当すぎず、だからといって過敏になりすぎず、という絶妙に微妙なさじ加減での育児が要求されるわけだ。















いやぁ、育児って本当に奥が深い。











そんなわけで、"鼻くそ"喰いの我が長女も、まさにトイレトレーニングの真っ最中であり、フロイト的にいうなれば肛門期ということになる。








そして、トレーニングに関しては妻はここで説明したような、排泄行為をプラスのイメージで捉えてもらえるような方法をトライしてきていた。







それが功を奏したのか、自宅にいる際はほぼ完璧に近い排泄っぷりを披露するまでに至っているのだ。



















はい、いつもながらあーだこーだと前置きタップリとなってしまったが、ここらでようやく本題に入ります。










このフロイト肛門期論から何が言いたいかというと、長女の"鼻くそ"喰いもそんな肛門期的な心理状態が当てはまるのではないかということ。









だからこそ、あまり過度に意識して、"鼻くそ"を食べる行為を咎めてはマズイのではないだろうか?













そんなことを考えながら子育ての難しさを感じていたところ、とある日に長女から素敵な名言が飛び出したので、ここに記しておきたい。












前日に遊びはしゃぎ疲れて、いつも以上に深い眠りについていた長女。










普段よりも遅く目覚めたからなのか、目元に目ヤニが溜まってしまっていた。









それを指でこすり取ると、不思議そうな表情でママに問いかけてきた。














「ママー、コレって何なの?」










そういえば、目ヤニ解説はしたことがなかったと思ったママは、丁寧に長女に目ヤニについて語ってあげたという。











「ん? あぁ、それは目ヤニっていうんだよ。お尻からはウンチが出て、お鼻から鼻くそが出るでしょ? それと同じで目から出るものなんだよ」











お鼻からは、鼻くそが出るでしょ? という説明にツッコミをいれたくなったが、確かに鼻くそは鼻くそ以外の言い方が思いつかないのでヨシとするしかないだろう。
















「ふぅん……」











長女は目ヤニ論を何となく理解したような雰囲気でそう呟きながら、自らほじくりだした目ヤニをジッと見つめている。















そして、このあとしばらく沈黙が続いたのち、彼女は恐るべき質問を投げかけてきたのだ。






















「じゃあさ、コレも食べてもいいってこと?」























おい!



















"コレも"って何よ!?

















それじゃあアレかい?









アナタのなかでは、"鼻くそ"オッケーってことになってるわけかい?



















「コレももちろんダメだし、鼻くそだってダメなんだよ!!!!!!!!!!!!💢💢💢」












あまりの凄まじいボケに、ママは思わずフル回転で強烈なツッコミを入れてしまったという。





















肛門期まっしぐらな幼児に対する真っ向からの全否定。




















こ、コレに関しては仕方ないよね?
















どう思われますか、フロイトさん?

























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