朝飯→娘のミニおにぎりひとつ
昼飯→ソースハムかつサンド(サンクス産)
夜飯→西荻窪のフグ料理屋さん、沖縄居酒屋
シメ→たぬき冷やし蕎麦
ドリンク→午後の紅茶 おいしい無糖、グラスビール2杯、フグひれ酒3杯、泡盛ロック5杯
本→文人悪食 太宰治
仕事→某書籍の再校了、某書籍の構成案作成
昨日校了したはずのとある本でハプニングが発生。
朝から対応に追われる。
某印刷所からは追い込みをかけられる。
なんとかしてよ。
と、いうこちらの懇願を少しも聞き入れてくれない鬼のような担当者。
まっ、それでもなんとかなったので良しとしよう。
夜は某出版社の超先輩編集者さんと打ち合わせ飲み。
わたくしをいつも酒呑みの素敵な空間に連れて行ってくれる方で、今までも寿司、蕎麦、鰻、どじょう、フグなど、ありとあらゆる日本的料理屋での飲み方を教えていただいた。
本日はフグ料理の専門の店だったが、夏はハモやコチといった旬な魚を扱う店へと変わるようだ。
ハモは大好物なのでテンションがめちゃくちゃあがる。
そんなわけで、本日は純粋に美味い酒肴と酒の話。
美しすぎるハモ!
わたくしは毎年この季節になると、某スーパーのデパ地下で旬なハモを酒肴にして、旬な気分に浸るのだが、味のクオリティが比較にならないほど美味。
臭みがまったくなく、甘みすら漂うハモは、まさに絶品の一言。
調理場で生きたハモをそのまま解体しているので、味の鮮度が保たれているのだという。
今日一の感動。
というか、ここ数ヶ月一になりそうだ。
コチの刺身。
こちらも身がギッシリ引き締まっており、しかも歯ごたえ抜群。
変な居酒屋とかで注文すると臭くてとても食えたものじゃないが、あまりの美味さにほとんどひとりで平らげてしまった。
フグのヒレ酒。
ヒレがとてつもなくデカイ!
こんなデカイのは見たことがないくらいの大きさ。
だからこそしっかりダシが出ていて、一口飲んだだけで大恍惚。
つぎ酒で3杯いただいてしまった。
最後に土瓶蒸し。
ハモと松茸。
夏の残り香と秋の訪れを象徴する2大旬食材のコラボは本当にハンパない。
そんな土瓶蒸しの、まずはハモと松茸のダシがたっぷり出た汁だけを飲む。
汁だけを肴に。
粋だ。
あまりの粋っぷりに心の底からトロケそうになる。
汁だけでヒレ酒を1杯いただき、ダシで旨味をこってりとられた薄味のハモと松茸でもう1杯いただいた。
ヤバイ。
あまりに恍惚すぎて書くのを忘れてた……。
なんて冗談はさておき、絶頂を堪能しているわたくしを尻目に、編集者さんは店を変えようと促して来た。
お次はなかなか癖のあるマスターのいる沖縄居酒屋。
キープボトルの泡盛はアルコール度数30%。
チェイサーも水割りも勧めてくれないマスター。
グラスには氷だけ。
あー、ロックで飲めと⁉
いきなり"粋"とはかけ離れた"逝き"の世界にぶち込まれ、さっそく"イキ"そうになるわたくし。
泡盛がなんぼのもんじゃい!
と息巻いて呑み始めるが、やはり30%の壁は厚く、みるみるうちに酒がまわっていく。
そんななか、編集者さんとマスターは激アツトークを繰り広げ、途中からどーして良いのかわからなくなる。
そんなにか、さりげなく出された肴が「ちゃぷちぇ」、いわゆる豚足だ。
他にもベビーホタテの蒸し焼きなどが出て、どれも美味かったが、どうにも一軒目でいろんな意味で満足してしまっていたため箸が進まない。
ちなみにマスターはわたくしと出身高校が同じという偶然の引き合わせが。
超先輩2人に囲まれて呑む酒はいろんな意味で難しいが、それでも楽しい時間となった。
まっ、そんなこんなで、気づいたら終電を逃してしまい、さらに追い打ちをかけるように地元の編集者さんは帰宅。
当然わたくしは帰れるわけもない。
編集者さんは自宅に泊めようとしてくれたが、さすがにそういうわけにもいかない。
さぁ、中途半端にあがってしまったテンションをどう鎮めるのか。
それが大問題となった。
漫画喫茶でおとなしくウシジマくんを読むか。
それともひとりカラオケで思いのままに歌いまくるか。
もちろんわたくしが出した結論は後者だった。
大好きな面影ラッキーホールを中心に、クレイジーケンバンド、斎藤和義、イエローモンキー、ミッシェルガンエレファント、尾崎豊、ソフィア、黒夢、クレバ、スピッツ、カーネーションと、わけのわからぬ、それでも世代を多少感じさせるセレクトでとにかく歌いまくった。
仮眠を……。
なんて、始めは思っていたが、一度マイクを握ると止められず……。
気づいたら完全ひとりライブが展開されていた。
熱唱を続けること約2時間。
10分前コールが鳴り響くなか、わたくしが最後に歌っていた曲は……。
黒夢の「Oh miss moonlight」だった。
マニアックすぎるだろ!!!
始発電車で見つけた泥酔死体。
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