恍惚の塩ラーメン | パパは過労死寸前〜素朴のグルメ〜

パパは過労死寸前〜素朴のグルメ〜

娘2人に囲まれながら、2015年より小規模な会社を立ち上げて、日々、家事&仕事でフル回転中の男一匹34歳。糖質オフ本を制作したことにより半年で10キロ減に成功。毎日が締め切り的な業務で週に2日は帰れない……。そんな多忙パパの食日記&適当な徒然育児日記。

朝飯→納豆ご飯(すずせい清水の小粒納豆)、卵かけご飯(黄身恋し、栃木県産)
昼飯ナシ
夜飯塩ラーメン
酒肴もずく酢、さけるチーズ
ドリンク午後の紅茶ストレートカロリーゼロ、霧島の水、金麦500ml
漫画ジャイアントキリング最新刊
仕事某書籍の構成案作成、某書籍の企画書作成


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本日の目玉は何と言ってもコレ。

妻から某テレビ番組で取り上げられていたラーメン屋が、わたくしの会社の近くにあると言われていたのを思い出し、フラフラと行ってみることに。

秋葉原と浅草橋の中間あたりにある「くろ喜」。周囲に特に何があるわけでもない殺風景な場所にありながら、10人程度のプチ行列ができたいた。

やはりテレビ効果絶大か!?

店内はカウンターと4人がけのテーブルがひとつだけ。なかなかキレイな内装。店員は、堅物そうな店主とイケイケな雰囲気漂うアルバイトらしき兄やんの2人。次から次へとわいてくる客を前に、てんやわんやの大忙し。しかも、こう言っちゃ失礼かもしれないが、兄やんがなかなか使えなさそう。5人くらいからの同時注文に混乱し、店主に発注状況を的確に伝えられないのです。そんな彼に対して、ラーメン作りに一生懸命なはずの店主が優しくツッコミを入れる。

「塩ラーメンは三つだろ?」

うん、そうだよ、兄やん。塩は四つじゃなくて三つ。俺でもわかってたよ…。

そんな感じで、兄やんは外のプチ行列の皆さんを案内したり、客が券売機で購入した券を捌くのだけでいっぱいいっぱい。だからこそ、テーブルを拭いたり水を出したりといった細やかなサービスを、ラーメン職人である店主が自ら行なっている始末。こんな店はなかなかない。明らかにダメ兄やんなのに、それに対してイラつきもせず、淡々と諭しながら、ラーメン作りの手は止めない。

店主、相当器デカし。

カウンター越しにそんなことを考えているだけで、ラーメンへの期待が自然と膨らんでいく。
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前置きが長くなったが、さて、塩ラーメン。
店主自らの手で出されたこともあってか、透き通ったスープがやけにキラキラと輝いて見える。

わたくしはラーメン通ではないので、深いコメントは控えるが、カツオダシを中心とした魚介類仕立てのスープは相当に◎。ちなみに昆布ダシは羅臼昆布を使用してるんだとか。さすが羅臼昆布、良い仕事してます。

麺は平打ち麺といって、どん兵衛のうどん的な平べったい麺。コレがまたコシがしっかりしているので食感がたまらない。

そして特筆すべきは、何かを炒めて焦がしたような物体が浮いている点。なんだかわからぬまま口に入れると、どうやら玉ねぎのよう。塩味のスープと、この玉ねぎチャンの甘みが絶妙にマッチしていて、それだけで満足できてしまうほどのお味なのです。

汗をダラダラ流しながらあっさり完食。

強いて言うならば、わたくしが頼んだのが、特製塩ラーメンだったのが失敗だったかなということ。なぜなら、特製だけに、ワンタンなど余計な具材が多く入っていたのです。塩味自体があっさりしていてシンプルなので、余計な味がないほうがさらに美味しいに違いない。つまり、ただの塩ラーメンがベストとみた、というわけです。

あとメニューで気になったのは、菜飯。わたくしの記憶が正しければ、菜飯とは大根の葉っぱを使った江戸時代からある庶民食。一度食べてみたいと思っていただけにかなり魅かれるものがあった。次は注文しよう。

そんなわけで大満足の夜飯だったが、できれば、まずはビールとメンマ的なツマミで軽く呑んでから、その後ラーメンと菜飯でシメる、みたいな展開がパーフェクトかと。

さすがに混雑がハンパないので、もう少し空いてるときにしなければならないが…。


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ちなみに朝飯はこんな感じ。
茶碗に盛るのがめんどくさいので、大抵はタッパーにそのままぶっかけていただきます。