滋賀銀行は、国連の「ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）」に合致する事業を後押しする融資商品「ニュービジネスサポート資金」の取り扱いを始め、第１号として水質浄化システム開発のウイルステージ（草津市）に１千万円を融資した。
滋賀銀によると、ＳＤＧｓを支援する融資商品は国内の金融機関で初めて。
同行は昨年末に「ＳＤＧｓ宣言」を出した。貧困の根絶や再生可能エネルギーの普及などに関わるビジネスを独自に評価し、資金繰りや販路開拓を支えることで社会課題の解決につながる産業の育成を目指す。
同資金は、ＳＤＧｓの趣旨に賛同した企業や個人を対象に、運転・設備資金を最大１億円以内で貸し出し、所定の変動金利から最大０・３％優遇する。 ウイルステージは、皇居外苑（東京都）の壕（ほり）で問題となっているアオコを減らし、水質を浄化する実証実験に資金を活用する予定。