会津小鉄会“分裂”で新組織 山口組代理戦争か
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六代目山口組と神戸山口組との綱引きが京都に飛び火です。7日、指定暴力団の会津小鉄会から新たな組織が分かれたとみられ、警察が警戒を強めています。
「京都市伏見区の住宅街ですが、警察官が大勢集まり物々しい雰囲気です」(松本陸記者リポート)
小雪が舞うなか、100人以上の機動隊員が警戒にあたっているのは会津小鉄会傘下の幹部の事務所です。玄関先には紅白の幕を張り、幹部らが紋付袴姿で出迎えます。
午前9時過ぎ、黒いスーツの正装で事務所に入るのは六代目山口組の最高幹部達でした。六代目側の支援を受け会津小鉄会から袂を分かち、新組織設立の会合とみられます。
会津小鉄会では、神戸山口組との関係を深めていた馬場美次前会長が新しい会長に自分の息のかかった人物を就任させ、これに異を唱えた幹部のグループが、六代目山口組の後押しを受け分裂した山口組の代理戦争の様相を呈していました。
そして7日朝、京都伏見区の幹部の組事務所に六代目山口組の最高幹部らが続々と集まりました。会津小鉄会から分れて新組織を立ち上げたとみられ、新組織の名称を「七代目会津小鉄会」にするという具体的な情報もあります。
警察は、新たな抗争に発展する恐れもあるとみて情報収集を進めています。