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強化ガラス製鍋ぶた 突然の破損に注意…兵庫県生活科学総合センター

加熱後すぐに水につけたため、ひびが入った強化ガラス製鍋ぶた(県生活科学総合センター提供)
 強化ガラス製の鍋ぶたが調理中などに突然破損し、やけどを負うなどの事例が相次いでいるとして、兵庫県生活科学総合センターが注意を呼びかけている。県内の消費生活相談窓口には平成26年4月~今年5月の約2年間で8件の相談があり、うち6件が調理中だったという。

 同センターによると、鍋ぶたに使用される強化ガラスは、衝撃に対する強度は高められているが、耐熱ガラスに比べると温度変化に弱いという。破損すればガラスが細かな破片となって飛散する恐れもある。

 相談窓口には、ガスコンロで調理中、鍋から少しずれていたふたが「ボン」という音とともに粉々にひび割れた▽夜間、自然乾燥させていたふたが翌朝見るとひび割れ、ガラスが周辺に飛び散っていた-などの報告が寄せられた。なかには調理中の破損により、使用者がやけどを負ったケースもあったという。

 相談が相次いだことを受け、同センターが6~7月、複数の製品を使った破損の再現テストを実施。深さ約8センチの両手鍋で、ふたを約3センチずらしてガスコンロで10分間加熱したところ、ふたのガラス部の温度が約300度に上昇し、加熱後すぐに水につけるとガラスが破損した製品があった。IH(電磁誘導加熱)クッキングヒーターでのテストでも、加熱中の鍋の横にふたを約1センチ離しておき、加熱後すぐに水につけると、ひび割れが生じることがあったという。

 同センターは、研磨剤入りの洗剤の使用などガラスに傷がつく行為は避ける▽ガスコンロで調理する際、ふたをずらした状態にしない▽IHクッキングヒーターでは、天板にふたを置かない▽調理後すぐにふたを水につけない-などとアドバイスしている。