あの日を忘れないO157@O157集団食中毒から20年、堺市で追悼行事 | 堺 だいすき ブログ(blog)

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O157集団食中毒から20年、堺市で追悼行事

 堺市で学校給食を原因として発生した病原性大腸菌Oオー157による集団食中毒の追悼行事「追悼と誓いのつどい」が12日、市役所前で開かれた。

 1996年7月の発生から20年を迎え、関係者は犠牲になった児童らの冥福を祈り、再発防止を誓い合った。

 同市のO157禍では、児童ら9523人が感染、児童3人が死亡し、当時、小学生だった市内の女性1人が昨秋、後遺症で亡くなった。現在でも経過観察が必要な人は20人、うち4人が治療を続けている。

 市教育委員会は2012年、発生当時に児童の多くが症状を訴え始めた7月12日を「O157堺市学童集団下痢症を忘れない日」に定め、毎年、同日に追悼行事を開催。今年は新たに市立の全150学校園でも黙とうが行われた。

 市役所での追悼行事には自治会、PTAなど市内の21団体でつくる市健康づくり推進市民会議の関係者や教職員ら約300人が出席。竹山修身市長が「犠牲者、ご遺族の悲しみ、後遺症に苦しむ方々を思うと痛恨の極み。20年たった今、改めて事件を深く反省し、全職員がそれぞれの立場で安心安全な市を目指す」などと誓った。

 出席者全員で黙とうし、各団体の代表が献花。同会議の会長で、発生時に治療にあたった岡原猛・市医師会長は「学校が子供たちにとって安心して学べる場であるよう、危機管理の徹底を」と呼びかけた。

2016年07月13日 11時07分 Copyright © The Yomiuri Shimbun