仙台空港民営化:復興の後押し期待 LCC誘致がカギ | 堺 だいすき ブログ(blog)

堺 だいすき ブログ(blog)

堺のいろんな情報・・・出来事・・・・もろもろを書き綴る
辛らつなブログ。
since2007.0705
nothing about us
without us

仙台空港民営化:復興の後押し期待 LCC誘致がカギ
毎日新聞

国管理の空港としては全国で初めて民営化をスタートした仙台空港=宮城県名取市で2016年7月1日、佐々木順一撮影
 1日に国管理の空港として全国で初めて民営化された仙台空港(宮城県名取、岩沼市)。民間企業でつくる新会社が空港ビルと滑走路を一体管理し、効率的な空港運営を目指す。国や県は観光客増加の起爆剤と位置付け「復興の後押しをしたい」と期待を寄せる。ただ東日本大震災の影響などで国際線の利用者が低迷しており、今後は周辺の観光地や商業施設と連携して、いかに海外の格安航空会社(LCC)などを呼び込めるかが鍵となる。【鈴木一也】
 「民営化第一号として全国の先駆けとなる、非常に重要なプロジェクトだ」
 同日午後に開かれた記念式典で、石井啓一国土交通相はこう強調し、仙台空港の民営化の成否が、民営化を検討する他の空港の動向に大きな影響を与えるとの認識を示した。
 仙台空港では現在、国内線9路線、国際線4路線の定期便が就航している。県によると、2014年度の国内線・国際線の乗降客数は約324万人。国内線は震災前に比べて回復傾向にあるが、国際線は00年のピーク時から約30万人減少している。
 新しく運営主体となった東京急行電鉄など7社でつくる「仙台国際空港」は、着陸料を柔軟に設定できる利点などを生かし、LCCの国際線誘致に力を入れる。具体的には、乗客数に応じて航空会社の空港利用料を安くする新料金体系を採用する。早ければ今冬のダイヤから導入する方針だ。また搭乗橋利用料がかからないLCC向けの簡易搭乗施設を17年度中に増設し、飛行機の駐機場所を14から19に増やす。
 同社の岩井卓也社長は「LCCは海外で急速にシェアを伸ばしている。注目するのは当然だ」と狙いを語る。
 今後は空港施設の魅力向上や、周辺観光地との連携が課題となる。同社は飲食店など商業施設を大幅に増やすほか、松島や福島・会津若松への直通バスの運行を予定しているという。