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プール熱、九州や中国地方で流行の兆し-全国平均は4週連続増、警報値超の地域も

医療介護CBニュース 5月9日(月)15時37分配信



 のどの炎症や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱(プール熱)が、九州や中国地方で流行の兆しを見せている。4月18日から24日までの週の全国の患者報 告数は4週連続で増加し、特に九州ではほとんどの県で前週の報告数を上回った。島根県などの一部地域では警報基準値を超過。前週比1.5倍に増えた鳥取県 は「流行が拡大する恐れがある」として注意を呼び掛けている。【新井哉】

 国立感染症研究所によると、4月18日から24日までの週の全国の患者報告数(小児科定点医療機関約3000カ所)は、前週比約30%増の定点当たり0.35人。36 都道府県で前週の報告数を上回った。

 都道府県別では、島根が1.39人で最も多かった。以下は、鹿児島(0.95人)、福井(0.91人)、佐賀(0.87人)、石川と鳥取(共に0.79 人)、宮崎(0.75人)、広島(0.74人)、新潟(0.62人)、福岡(0.52人)、長崎(0.5人)などの順だった。

 警報基準値(3.0人)を上回る地域も出てきた。島根県は「出雲圏域(3.8人)で増加し警報レベルを超える流行となっている」と指摘。福井県の二州保 健所管内で警報基準値を大幅に上回る4.33人を記録したほか、石川県の能登北部保健所(3.33人)や宮崎県の中央保健所(3.0人)の管内でも警報レ ベルに達した。

 咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる急性ウイルス性感染症で、のどの炎症や発熱、結膜炎の症状が出る。プールでの感染も多いことから「プール熱」とも呼 ばれ、主に夏場に流行する。感染経路は主に接触感染や飛沫感染だが、タオルやドアの取っ手、エレベーターのボタンなど患者が触れたものを介してうつり、保 育園、幼稚園、小学校などでの集団感染も少なくない。