和歌山電鉄貴志川線の三毛猫駅長として親しまれ、昨年６月に死んだ「たま」の名誉永久駅長室が紀の川市の貴志駅に設置された。たまの誕生日の２９日、除幕式が行われ、観光客らでにぎわった。
式には「たまＩＩ世駅長」のニタマも登場。駅長室には平成２０年にたまが県勲功爵（けんくんこうしゃく）の称号を授与されたときのナイト姿のたまをかたどったプラスチック製の像などが展示されている。
また、日本航空がジェットエンジンの部品を使用して作ったオブジェ「たまジェット」を同社の佐藤信博取締役が同電鉄の小嶋光信社長に贈呈。佐藤取締役は「たまが天国で、世界の空の安全も見守ってくれたら」と話していた。