兵庫県警組織犯罪対策課と姫路署などは２７日までに、大麻取締法違反（営利目的栽培）の疑いで、ベトナム国籍の無職男（３４）＝姫路市四郷町見野＝と愛知県稲沢市の会社員の男（３６）を逮捕、送検した。
２人の送検容疑は、仲間の男２人＝いずれも同法違反罪で有罪判決＝と共謀し２０１４年４～７月、営利目的で姫路市余部区下余部の民家で大麻草４本を栽培した疑い。２人とも容疑を認めている。
県警は１４年に姫路市と加西市で別の栽培拠点を摘発し、ベトナム国籍の男ら９人を逮捕。捜査の過程で今回の栽培が発覚した。
県警によると、仲間の男は「（下余部の民家で）１３年１月～１４年７月に３、４回、大麻草をそれぞれ１２０本収穫した」と供述。末端価格約１億８千万円分を育てた可能性があるという。