交通事故の保険金約80万円をだまし取ったとして大阪府池田市の整骨院の元院長ら2人が大阪府警に逮捕された詐欺事件で、同院元経営者の羽田達也・池田市議(36)が、所属する大阪維新の会に離党届を提出したことが27日、維新関係者への取材で分かった。
維新関係者によると、羽田氏は2人が逮捕された翌日の21日、維新本部に離党届を提出した。維新幹部らには「みなさんに迷惑をかけた」と謝罪。その上で「不正には関わっていないし、金も受け取っていない」と事件への関与を否定したという。離党届は今後開かれる幹事会で受理される見通し。また、同市議会の維新会派は25日に離脱した。
登記簿によると、羽田氏は同院の元経営者で、昨年5月まで関連会社の社長を務めた。府警は逮捕した2人を追及し、事件の全容解明を進めている。