民主・辻副幹事長、検察審事務局に接触図る
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、小沢氏を不起訴とした東京地検の判断の是非を審査している検察審査会の事務局に対し、民主党副幹事長の辻
政権与党の幹部が、政治的な中立が要求される検察審査会側に接触を図るのは極めて異例で、その目的や真意について議論を呼ぶのは必至だ。
辻氏側が接触したのは、東京第1~6検察審査会の中で対外的な窓口になっている第1審査会。26日、辻氏本人と秘書が電話を入れ、同審査会と第5審査会の各事務局長から、審査補助員の選任方法や標準的な審査期間について聞きたいとして、衆院議員会館の事務所に来るよう求めた。
辻氏側はこの際、陸山会の土地取引を巡る事件や小沢氏のことには言及せず、一般的な手続きを知りたいとしていたという。
両審査会は辻氏の要請に応じなかったが、審査会関係者は「国会議員が事務局の職員を呼びつけるのは、一般的な説明だとしてもおかしい。審査会が外部から影響を受けたともとられかねない」と話している。
第5審査会は4月27日、陸山会の2004年分と05年分の政治資金収支報告書への虚偽記入容疑について、小沢氏を「起訴相当」と議決しており、東京地検の再度の不起訴を受け、第2段階の審査に入る。第1審査会も07年分の容疑について小沢氏の審査を行っている。
第5審査会の第2段階の審査では、第1段階の審査員全員が入れ替わる8月1日までに議決が出るかが注目されている。第1段階の審査で審査補助員を務めた弁護士が、第2段階で再び選ばれるかどうかも、関係者の関心を集めている。辻氏は自身のホームページで、この弁護士の公正さに疑問を投げかけ、第2段階の審査について「(第1段階と)同様の過ちを繰り返すことは絶対に許されるものではない」と主張している。
辻氏は弁護士で衆院2期目。検察審査会のあり方を見直すことなどを目的に、民主党議員らが結成した議員連盟の事務局長を務めている。2004年に摘発された日本歯科医師連盟を巡る事件では、橋本竜太郎元首相らの不起訴を不服として、検察審査会への申し立てを繰り返した。
辻氏は読売新聞の取材に、「事実は違う」と検察審査会への接触を否定。東京第1検察審査会の事務局は「外部からの照会については有無を含めて一切コメントしない」としている。
◆審査補助員=検察審査会の審査で、法律的助言をする弁護士。第1段階の審査では、必要に応じて委嘱できるとしており、強制起訴するかどうかを決める第2段階では、委嘱が義務付けられる。議決権はなく、検察審査会法は、自主的な判断を妨げる言動をしてはならないと定めている。強制起訴された兵庫県明石市の歩道橋事故やJR福知山線脱線事故では、第1、第2段階とも同じ弁護士が審査補助員を務めた。
民主・辻副幹事長、検察審事務局に接触 検察審側応ぜず(1/2ページ)
2010年5月30日11時41分
小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、小沢氏を不起訴とした東京地検特捜部の処分の適否を審査している検察審査会の事務局に対し、民主党副幹事長の辻恵(つじ・めぐむ)衆院議員(61)が、審査の一般的な手続きについて説明を求めていたことが分かった。検察審査会側は、政界から影響を受けたと取られかねないと判断して応じなかったという。
辻氏は審査に影響を与える意図はなかったと否定し、「小沢氏の事件については一切触れていない。制度のあり方を検証するのは国会議員の役割だ」と釈明している。
辻氏の説明によると、今月26日、制度の仕組み全般について尋ねるため、まず秘書を通じて東京地裁内の審査会の事務局に連絡をとったところ、六つある審査会のうち第一審査会の総務担当者につながった。
その後、辻氏本人が改めて担当者に電話し、審査員に法的な助言をする審査補助員の弁護士を選ぶ方法や、審査員の半数が3カ月ごとに入れ替わる際の手続き、標準的な審査期間などについて尋ねたという。 しかし、審査会関係者によると、広報活動や審査を申し立てようとしている人に対して日常的に一般的な手続きを説明することはあるものの、審査中の案件の注目度や時期を考慮。応じれば中立な審査会が政界から影響を受けたともとられかねないため、一切応じなかったという。
弁護士出身の辻氏は民主党の「司法のあり方を検証・提言する議員連盟」の事務局長も務める。取材に対し、「国民の多数の意識に合わせる形で司法制度が危うくなっているという問題意識を持っており、検察審査会についても課題の一つと考えた」と話し、審査内容に影響を与える意図は否定した。
小沢氏の事件をめぐっては、東京第五検察審査会が4月27日、小沢氏の2004、05年分の政治資金規正法(虚偽記載)容疑について「起訴相当」と議決。特捜部が再捜査の末に今月21日に再び小沢氏を不起訴としたため、これから2回目の審査に入る。再び「起訴すべきだ」とする議決(起訴議決)をすれば、小沢氏は強制的に起訴される。これとは別に、07年分の虚偽記載容疑については東京第一検察審査会が担当している。
以下47newsより引用
資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、小沢一郎民主党幹事長を不起訴とした刑事処分の妥当性を審査している検察審査会側に対し、副幹事長の辻恵衆院議員が、一般的な審査手続きについて説明を求めていたことが30日、分かった。
辻氏は、小沢氏が再度不起訴になった5日後の今月26日に問い合わせたことは認めたが、審査会側は政治介入を許したと誤解されるとして応じなかったという。小沢氏不起訴の審査は東京第5、第1検察審査会にかかっており、辻氏の動きは論議を呼びそうだ。
辻氏は弁護士で、党の「司法のあり方を検証・提言する議員連盟」の事務局長。「審査会は検証し直さないといけない問題がある。進行中の案件について聞かせてほしいとは言っておらず、制度や運用の実態を教えてくれと言った。圧力とは違う」と話している。
小沢氏をめぐっては、東京地検特捜部が収支報告書2004~05年分、07年分の各虚偽記入容疑について別々に不起訴処分を出し、04~05年分で第5検察審査会が4月27日に「起訴相当」と議決。特捜部が今月21日に再び不起訴としたのを受け、第5検察審査会の2回目の議決の行方が注目されている。
以下時事通信より引用
民主・辻議員、検察審事務局に接触=陸山会事件への影響は否定
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、小沢氏を不起訴とした東京地検の判断を審査している検察審査会の事務局に対し、民主党副幹事長の辻恵衆院議員(61)が審査会の手続きについて説明を求めていたことが30日、分かった。
辻氏は「勉強会で取り上げるため、強制起訴制度などの運用方法を確認したかった。小沢氏の審査とは全く関係ない」と審査に影響を与える意図を否定している。(2010/05/30-20:06)
以下毎日新聞より引用
陸山会事件:辻恵民主副幹事長、検察審事務局に説明求める
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、小沢幹事長を不起訴にした東京地検特捜部の処分を審査している検察審査会の事務局に対し、同党副幹事長の辻恵(めぐむ)衆院議員(61)=大阪17区=が電話をかけ、審査についての説明を求めていたことが30日、分かった。辻議員は毎日新聞の取材に「聞きたかったのは一般論。圧力ではない」と話した。
辻議員によると、本人と秘書が今月26日、東京第1検察審査会事務局に電話をかけ、一つの事件の判断に必要な審査期間や、審査員が交代した場合の引き継ぎなどについて説明を聞きたいと、議員事務所に来るように求めた。事務局からは翌27日に断りの電話があった。
東京地裁内には第1~6の検察審査会がある。陸山会事件は第5審査会の担当だが、第1審査会が全体の窓口として対応したという。
辻議員は「制度全体について調査する必要があると考えて電話した。それが政治的な圧力になるとは考えなかった。小沢幹事長の件はもちろん、個別の案件について問い合わせるつもりはなかった」と話している。【土本匡孝】
毎日新聞 2010年5月30日 20時22分
以上引用
まあ・・。問い合わせたということなのだが・・・たまたまタイミングが悪かったんだろうと・・。
けど記事の内容見ると・・・あまり性格に情報は掴んでいないようである・・。
多分伝聞が一人歩きして、悪意の元での・・・リークなんだろうと思う・・。
読んでいて事実関係に少し???
想像だが・・ヒエラルキーの強い・・エリート意識・・・三権分立の中でのプライドの持った方が・・・言いふらして・・それに悪意の元での記事になったんではないのかなと・・・。
多分呼びつけられたということが尺に触ってそれが広がってのチクリ・・・
そんなもんではないのかなと思う・・・。
であるからマスコミも・・・誤解を生むようなニュアンスで書いている・・。
けど・・・以前簡単な名刺交換したけど・・・辛らつな政治感覚があるように思えなかった・・どこか正義感の強いおっさんだとは思ったが・・・・小細工するようなタイプではなかったのだが・・