交通事故死者　一転増加し２０５人

　府警は２日、２００９年の府内の交通事故死者数が前年比７人増の２０５人で、前年までの４年連続減少から一転、増加へ転じたと発表した。都道府県別ではワースト４位。６５歳以上の高齢者が８７人（前年比８人増）と最も多く、全体に占める割合は４２・４％と初めて４割を超えた。

　府警によると、高齢者の死者のうち歩行者が５２人（同１１人増）と最多で、歩行中の死者全体の７割を占めた。年代別では高齢者に次いで、５５～６４歳が３０人（同７人増）と多かった。

　一方、飲酒運転による死者は、警察庁が発表した全国の傾向と同様、前年の１７人から１３人に減った。また、事故件数５万１６９９件、負傷者数６万１８４１人はともに３・８％減少した。