一問一答 一長一短/県議会
2009年02月27日
県議会で議論を活性化させようと、議員が一つ質問するごとに知事や県幹部が答える「一問一答方式」が導入され、初めての一般質問が26日にあった。やりとりに熱が入って時間が足りなくなる場面もあったが、傍聴者からは「わかりやすい」と好評だった。(貞国聖子)
これまでは、議員がいくつもの分野にわたる質問をまとめて読み上げた後、知事や県幹部が分担して答える「一括質問方式」だった。このため、ほとんどが事前につくった質問と答弁を読み上げるだけで終わっていた。
この日は、質問に立った議員4人のうち2人が一問一答方式を選択した。
渡辺敏勝議員(改革21)は持ち時間60分で、13項目の質問を予定していた。当初は質問と答弁がそれぞれ1、2分程度と、テンポ良く進んだ。ところが、県庁舎整備問題など5項目を追及したところで、残り時間が10分に。結局、2項目は質問できないまま時間切れになった。
質問後、渡辺氏は「時間配分が難しかったが、答弁に対して、すぐに突っ込めた。議場にも緊張感が生まれたのではないか」と話した。
小林克敏議員(自民県民会議)も時間が足りず、全7項目のうち2項目を残した。だが、成果もみえた。
2012年の大型観光イベントについて、金子原二郎知事が経済悪化を理由に改めて凍結の方針を示したのに対し、「11年の九州新幹線鹿児島ルート全線開通で観光客を取られないよう、実行すべきではないか」「大河ドラマの撮影など千載一遇のチャンスがある。守りから攻めの姿勢でいかなければいけない」と繰り返しただした。最終的に知事から「正直言って、事務的な詰めがうまくいっていなかった」と反省の言葉を引き出した。
初めて議会を傍聴したという長崎市の山田文博さん(72)は両方式を聞き比べた結果、「一問一答のほうが、質問に対する答えがすぐ返ってくるので、わかりやすかった」と評価した。
一般質問は27日、3月2日にもある。
以上朝日新聞より引用
さまざまな議会で模索されている一問一答・・。
海外では、当たり前なんだろうと思うんだが・・・・。
国会もそうじゃなかったのかな??
そんな中で、最近では議会改革の中で一問一答方式が模索されている。
なれない場面もあり、確かに苦労はするのだが・・。やはりわかりやすさと緊張感・・。そんな部分でのことを考えると・・。魅力は感じる・・。
模索は続くであろうが・・。徐々に広がりつつあるようである。