特報 どうなる堺市のLRT・・??? 宇都宮市長選挙の論議に注目・・。 | 堺 だいすき ブログ(blog)

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堺市のLRT問題・・・

なんとなく、宇都宮市の市長選挙と論議の内容は似ているような気がするのだが・・・


以下下野新聞より引用

 【宇都宮】十一月九日告示、同十六日投開票の市長選に立候補を表明している現職の佐藤栄一氏(47)=自民、公明推薦=と、いずれも新人で市民団体代表の浅野薫子氏(53)、医師で市議の山本直由氏(60)、市議の今井恭男氏(57)=民主、社民推薦=のマニフェスト(公約集)が、二十一日までに出そろった。焦点に浮上している次世代型路面電車(LRT)に関しては、佐藤氏は前向きな姿勢を示しつつ「市民の意見を聞きながら(導入の是非を)判断する」としている。反対する新人三氏は、それぞれが公共交通網整備策の代替案を提示。ほかの重点政策を含めて独自色を打ち出した。マニフェストの主な項目を比較した。

 【LRT】

 LRTに関する佐藤氏の言い回しは微妙だ。マニフェストでは「重要かつ必要な公共機関」としながらも「説明会を開催し、市民の意見を聞きながら判断する」との記述にとどめた。佐藤氏は「トップダウンではなく市民主体で政策を決定することが大切」と話し、マニフェスト発表会見では「検討会議の結論を受けて来年度に市としてたたき台を提示したい」と述べた。

 このような佐藤氏の姿勢を浅野、山本、今井の三陣営は「争点隠し」と警戒し、採算性などを問題視して「計画中止」を掲げる。今井氏は「低公害型バス網の整備」、山本氏は「JR宇都宮駅の地下を通して東西の大通りを連結」、浅野氏は「小型循環バスの活用」などと、それぞれ代替案を示した。

 【財政】

 浅野陣営は「財政再建が公約の柱でLRT中止もその一部」と位置付ける。特別会計も含めた市債残高が約三千億円あることを重要視。現状把握を踏まえて官民の役割分担などを検討し、大規模事業の精査を図るとする。

 佐藤氏は「四年以内に職員三百人を削減。(一般会計の)市債残高を三百億円縮減し、一千億円にする」と数値目標を明示した。「中核市としては極めて少ない水準」という。

 今井陣営は「現状はそれほど悪くないが、後年度の負担が重くなる懸念がある」と分析。「市予算の査定に『公益性』と『費用対効果』の評価を重視」と記し、大規模事業への歯止め策が必要と唱える。

 山本氏は「市長給与の三割削減」と、市中心部の若年夫婦世帯への家賃補助を「不公平」として廃止を訴える。

 【医療】

 医師である山本氏は「公的病院を守る」をマニフェストの筆頭に掲げた。市内四つの公的病院存続に市が責任を持つと明記。公的資金投入によって、救急、小児、産科など不採算部門の医療体制を堅持し、市民の命を守るとしている。

 今井氏は、統廃合が取りざたされている宇都宮社会保険病院への支援を念頭に「地域医療体制維持」を盛り込んだ。

 浅野氏が提唱するのは「医療仲人(メディカルコーディネーター)制度」の導入。開業医と住民を仲介し、受診の「交通整理」をするという。

 佐藤氏は「救急医療体制の充実と公的病院の経営力強化の支援」を行い、四年以内で成果を上げるとした。

 【子育て支援】

 今井氏の「未就学児資格証明書の発行除外」は、保護者が国民健康保険料を滞納し「無保険状態」に置かれた子どもの医療費助成や無料化を可能にする方策。

 佐藤氏と山本氏は「第三子以降の幼稚園・保育園の保育料無料化」を打ち出した。山本氏は、一歳児へのインフルエンザワクチン接種料助成を就学前まで拡大。浅野氏は「安心して子どもを産み、育てられる社会体制の充実へ民間活力を生かす」としている。

 【その他】

 佐藤氏は、市政に関する各種問い合わせに即応できるよう、二十四時間体制のコールセンター設置を掲げる。今井氏は「公契約基本条例」制定を提唱。市が民間業者に業務委託する際に、ダンピングのしわ寄せが勤労者に及ばないよう規定する。

 山本氏は「介護家族の支援」、浅野氏は地産地消の推進を掲げている。

 十一月九日告示、十六日投開票で行われる宇都宮市長選の立候補予定者四氏による公開討論会(宇都宮青年会議所主催)が二十二日夜、同市野沢町のとちぎ男女共同参画センター(パルティ)で開かれた。再選を目指す現職の佐藤栄一氏(47)=自民、公明推薦、市民団体代表の浅野薫子氏(53)、医師で同市議の山本直由氏(60)、同市議の今井恭男氏(57)=民主、社民推薦=が出席。最大の争点に浮上している次世代型路面電車(LRT)を含む公共交通政策を中心に激論を戦わせた。

 会場には、約百五十人が来場。非政府組織(NGO)「リンカーン・フォーラム」の笹村一氏がコーディネーターを務めた。

 討論は、LRT導入に反対する浅野、山本、今井の三氏が、推進する立場の佐藤氏に質問する形で展開した。

 浅野氏は、既に同市にLRT導入推進室が設置されるなど税金が投入されていることを問題視し「なぜ最初に(LRT導入の是非を)市民の意見を聞かないで進めるのか」と詰め寄った。


今井氏は「市がJR宇都宮駅東口と清原工業団地に設置した看板によってLRT導入が決定したかのように見える」と指摘し、山本氏は「やるのかやらないのか、リーダーは姿勢をはっきり示すべきだ」と批判した。

 これに対し佐藤氏は「検討会議の結果を受け、身の丈の中で(LRTが)できると分かったら市民に説明し判断してもらう」と従来通りの主張を強調。LRT関連予算については「説明材料をつくるために必要なもので議会の議決を経ている」と応戦した。

 最後に四氏がそれぞれの政策をアピール。佐藤氏は「魅力あるまちづくりのために財政改革を進める」と主張し、浅野氏は「(財政破たんの)リスクがないうちに借金を精査し市民に公開する」、今井氏は「LRTの財源をまちづくりや子どもたちのために投資したい」、山本氏は「LRTの資金で病院が守れるとしたら市民は病院をとるだろう」と訴えた。


以下産経新聞より引用

宇都宮市長選公開討論会 LRT導入で4氏白熱

2008.10.23 02:37

 11月9日告示、16日投開票で行われる宇都宮市長選で、立候補予定者4人が出席した公開討論会(宇都宮青年会議所主催)が22日、宇都宮市のとちぎ男女共同参画センター(パルティ)で開かれ、約200人がそれぞれの訴えに耳を傾けた。

 出席したのはいずれも無所属で、現職の佐藤栄一氏(47)=自民、公明推薦▽宇都宮市議、山本直由氏(60)▽同、今井恭男氏(57)=民主、社民推薦▽市民団体代表、浅野薫子氏(53)の4人。

 4人はテーマの「医療・福祉政策」と「公共交通政策」について持論を展開。公共交通政策では、LRT(次世代型路面電車)導入の是非で議論が白熱した。

 山本氏が「4人とも公共交通の必要性は否定しないが、路面電車がそうなりうるか。黒字化できるかが問題で、それよりも市営バスを赤字でもやるべきだ」と述べると、浅野氏も「LRTを1本通して、お年寄りが幸せになれるか。355億円という初期投資の額のままでなく、総額を示すべきだ」と反対論をぶった。

 今井氏も「付帯設備も入れると500億円を超えるLRTより、1台6000万円の連節バスの導入を提案する。1日4万5000人という利用見込みは怪しい」と話した。

 一方の佐藤氏は「公共交通も乗り換えは必要。黒字になるように地域間交通と結節して、LRT、連節バス、コミュニティーバスなどを合わせ、網ができないか考えるべきだ。市民の意見をうかがい、正しい構築をしたい」と反論した。


以下東京新聞より引用



 宇都宮市長選(十一月九日告示、十六日投開票)の立候補予定者四人による公開討論会が二十二日夜、「とちぎ男女共同参画センター」(パルティ)で開かれた。四人は公共交通政策などの持論を戦わせ、市民約二百人が真剣な様子で耳を傾けた。 (松尾博史、小倉貞俊)

 主催の宇都宮青年会議所(渡部修三理事長)によると同市長選の公開討論会は初。すでに出馬表明した現職・佐藤栄一(47)、市民団体代表・浅野薫子(53)、同市議・山本直由(60)、同・今井恭男(57)の四氏が参加した。

 公共交通政策について、市が検討中の次世代型路面電車(LRT)に反対意見が続出。浅野氏は「導入の是非をまずは市民に問うべき」、今井氏は赤字化している他自治体の例を挙げ「基幹交通は身の丈に合った連節バスで」と主張。山本氏は「黒字化の根拠がない」とし、東西大通りの地下での直結を提案。「リーダーとしてやりたいのかどうかはっきりすべき」と問われた佐藤氏は「やるつもりで今まで議論してきた。まず検討委で正しいデータをつくり、皆さんのご意見を聞きたい」と述べた。

 一方、医療政策については、佐藤氏は救急医療の充実などのために医療現場の声に基づき、医療制度の再構築や実効性のある行政支援をすべきだと主張。浅野氏は市民が受診しやすいよう、医療機関の情報を市民に伝える仕組みづくりを掲げた。

 山本氏は建て替え費用なども含めて、市が公的病院を積極的に支援していくべきだと強調。今井氏は小児科医や産婦人科医の確保、子ども医療費の助成制度を充実していくと訴えた。


以下読売新聞より引用

宇都宮市長選 立候補予定4氏が公開討論会

LRT導入是非など論戦市民200人が聞き入る

 宇都宮市長選(11月9日告示、16日投票)の立候補予定者4人による公開討論会(宇都宮青年会議所主催)が22日、同市野沢町のとちぎ男女共同参画センターで開かれた。大きな争点となるとみられる次世代型路面電車(LRT)の導入の是非をはじめ「公共政策」や「医療・福祉」などについて意見を述べ、約200人の市民が聞き入った。

 現職の佐藤栄一氏(47)、いずれも新人で市民団体代表の浅野薫子氏(53)、宇都宮市議の山本直由氏(60)、同市議の今井恭男氏(57)(出馬表明順)が出席。公共政策、医療・福祉の2テーマで各氏が持論を述べた後、互いに質問する形式で行われた。

 市が導入を検討するLRTを巡っては、反対の立場を取る新人3氏の質問が佐藤氏に集中した。新人3氏はいずれも、採算性や約355億円とされる初期投資を疑問視し、「本当に人に優しい路線か」(浅野氏)、「(需要予測は)黒字にするがための数字」(山本氏)、「市の身の丈に合った基幹交通とすべき」(今井氏)と反対意見を述べたが、佐藤氏は「LRT(の導入)は決定したものではない」と述べるにとどまった。

 そのため、3氏から「市長はLRTをやりたいのか」などと、現職としての意見を問う声が相次いだ。佐藤氏は「やるつもりで当然議論してきた」と推進の立場を示したものの、今後については、「LRTだけで市の公共交通をやろうとは思っていない」とかわした。

 ○×形式で答える設問では、市の教育や子育て、農業に対する施策が「十分か」の質問に全員が「×」を掲げたが、「今の国政に不満を持っている」の質問では佐藤、山本、今井の3氏が「○」、浅野氏は「×」とし、意見が分かれた。

2008年10月23日 読売新聞)
以下毎日新聞より引用

’08宇都宮市長選:LRT導入是非で議論 立候補予定の4氏が公開討論会 /栃木

 任期満了に伴う宇都宮市長選(11月9日告示、同16日投開票)に向けて、立候補予定者を集めた公開討論会が22日、市内で開かれ、市長選の最大の争点となるLRT(次世代型路面電車)導入の是非などについて意見が交わされた。

 既に立候補を表明した、現職の佐藤栄一氏(47)▽「LRTに反対する会」代表の浅野薫子氏(53)▽同市議の山本直由氏(60)▽同市議の今井恭男氏(57)の4氏が出席。社団法人・宇都宮青年会議所(渡部修三理事長)の主催で、約200人の市民が参加した。

 LRTは、佐藤氏以外の3氏が反対を表明し、「福祉タクシーや小型バスを網羅するシステムの整備を」(浅野氏)、「東西大通りを直結し、四方八方にバスを巡らせる」(山本氏)、「基幹交通として連節バス導入を」(今井氏)と、それぞれ主張した。佐藤氏は「導入は決定していない。これから市民に説明し、意見を伺っていく」と述べた。

 医療・福祉政策については、現役医師でもある山本氏が「病院を公的な形で残すからこそ、不採算部門を担うことができる」と強調。今井氏は生活困窮世帯に灯油値上がり相当分を助成する「福祉灯油制度」導入などを掲げ、「人に優しいまちづくり」を訴えた。

 浅野氏は「税金は無駄なハコモノ事業ではなく、(医療、福祉など)生きるために使われるべき」と主張。佐藤氏は「現場の声をしっかり反映した医療制度を確保する。(病院への)財政的支援は当然だ」と述べた。【戸上文恵】

毎日新聞 2008年10月23日 地方版


以上引用

LRT計画が決定されたかのような雰囲気・・・というのも共通している。

更に市民論議が充分行われていないということ・・・。

更に市民病院のことについても、地元ではいろいろと対比されて論議がされ始めていることも共通点として興味深い・・・。

更に、全体的にな交通網についての指摘もなんとなくされ始めていることも・・。似通っているようである・・。

今回の宇都宮市長選挙・・・反対派の乱立で危惧されているようであるが・・。

様々な論議が行われているということでは、興味深く、今後の論議の争点に於いて参考になることはすくな少ない・・。

地理条件、歴史性も異なるのであるが、今後とも注意深くwatchしていきたいと思う。