重要 都道府県の予算編成、査定も見せる 広がる「鳥取方式」  堺市はどうよ~ | 堺 だいすき ブログ(blog)

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予算の編成過程については、興味を持っている・・。
だから、前回の陳情書は、今予算の策定時期の前の11月議会(以前9月議会と書いたのは錯誤でした。)に陳情という形で、今年度の方針の中に、次世代育成や子育て、少子化・少産化の流れに対する要望書をいち早く出したのである。

反映されている部分も、少なからずあるものであると思うし、各会派の要求を通して、プッシュされた部分も少なからずあるものであると思う。 そこでは、どちらかというと、現在の世の中の流れを読んでの陳情で、別にとりわけ、特別な斬新なものであったのではないと思う。

むしろ、予算に関しての、今、焦点化させていくべきこと、あれやこれやではなくて、取り組むべき、優先的なものを提示したものであり、中心環を提示したものであろうと思う次第である。

ということで、少し間に合わなかったが・・・。堺市の予算書を一部・・。一般予算の予算説明に関しては、ほぼ過半の説明を掲載した・・。→URL堺市の予算

より多くの人が、税金がどのように使われているのかを知るべきであり、知らなければならないと思い。
市民の政治参加の重要性を認識し、自らの力で、市民協働をはかる一助としていただければと記載した次第である。

本来ならば、個人としては、予算編成過程が、もっと、開示されるべきだと思うのだが・・。

ということで、以下朝日新聞より引用

都道府県の予算編成、査定も見せる 広がる「鳥取方式」

2008年03月29日

 予算編成の過程をホームページ(HP)で公開する動きが都道府県で広がっている。これまでは議会に提出された予算案だけが公開されるのが一般的だったが、事業部局の要求額に加え、財政当局や知事がどんな査定をしたのかも公開され始めている。編成過程の公開が進む背景には厳しい財政状況の中、事業の取捨選択の理由を説明せざるを得ない自治体側の事情があるようだ。

写真   
図   

     ◇

 「自分の税金が、何でむちゃくちゃに使われているんだという怒りが出馬の動機です」。1月の大阪府知事選で橋下徹知事は語っていた。こうした批判が出るのは納税者に予算編成過程が見えにくいことがある。

 流れが変わってきたのは「鳥取方式」の登場からだ。鳥取県では片山善博前知事時代の03年6月の補正予算から、査定も含めた途中経過を全面的にHPで公開。HPの「予算編成過程の公開」から入り、「当初予算の要求・査定の概要」をクリックすると、財政課長、総務部長、知事の3段階で、それぞれどんな査定をしたのかが分かる仕組みになっている。

 例えば08年度予算。文化芸術活動を始めようとする障害者団体の経費を助成する「障害者文化・芸術振興事業」の場合はこうだ。

 担当の障害福祉課は202万9千円を要求▽財政課長査定で、一部について「既に活動の動機付けの目的は果たしている」として100万円に減額▽総務部長の査定でも同様の査定▽知事査定で「活動の立ち上げには一定の支援が必要」として、削られた102万9千円の予算が復活――。


 いずれも査定翌日をめどに、査定作業の現場で使われた内部資料をそのまま掲載している。財政課の担当者は「要求側も査定側も県民ニーズに合っているかを常に考えるようになり、緊張感や責任感が増した」と話す。


 朝日新聞が都道府県の財政担当者に聞いたところ、こうした途中段階の査定額と理由を公開する方式は04~07年度に北海道、広島県、長野県に広がっている。すでに44都道府県では予算編成方針を公開。22道府県では事業部局の各事業の要求額を公開している。

 東京大の大森弥(わたる)名誉教授(地方自治論)はこうした情報公開の流れを「自治体の財政難が原因」とみる。今はあれやこれやと住民や各種団体の要求に応えられる時代ではない。不満を抑えるためには、理由を明確に説明しなければならない」と解説する。長野県の担当者も「予算がない中で、『こういう方針で予算を組んでます』ときちんと説明する必要性を感じた」という。

 ただ、多くの自治体では今も、途中段階での査定額や理由の公開に二の足を踏んでいる。予算には各種団体や議員らの利害が絡むからだ。


 「課長や部長の査定を公開すると利害関係者から色んな声が飛んできて収拾がつかなくなる」。そう話すのは福岡県の担当者。編成作業に大きな影響を及ぼす可能性があるとして、途中経過は公開していない。

 東海地方のある県では財政当局が他の都道府県の公開状況を調べ、どういう方法が望ましいか毎年検討するが、議論はいつも立ち消えになるという。担当者は「知事の政治判断を待っている状況だ」と話す。

 一方、3月末に暫定予算が成立した大阪府のHPには、編成方針と最終の予算案を公開しているだけで、査定状況は公開されていない。橋下知事は就任前、「予算を組む時、僕はこれを公開したい。役人との議論を公にしたい」と話しており、6月の通年予算編成時の情報公開ぶりが問われることになる。


以上引用

今回の予算に関してのアプローチは、以前からの計算された予定であったのだが・・。つまり、各党が予算要求を行う前に陳情書を出したという記憶があるのだが・・・。

少しでもそれで影響があったとしたら、大変うれしく思う次第である。

と同時に、多くの人が、税金の使い道について論議を行い、わが町のあり方の論議に加わることを希望するものであるが・・。   

ちなみに、オンブズマンが、予算編成に関して、各自治体に質問状を出したのは、そのあとで知ったのだが・・。

今回の記事を書くのに大変参考になった次第である。

とりあえず、個人としては、予算編成の過程・流れを示して欲しいという思いがある。個々具体的な予算査定ではなく、どんな過程で、どんな時期に予算策定が行われていくのかというプロセスを提示することはできるのではないだろうかと思う次第である。

つまり、積み上げ式で作られる予算というもの・・。その過程の流れを知ることが大事なの手ではないかということである。つまり、市民は、どのタイミングで、要望書を出していいのかということがわからない。さらに、予算を通じての政策実現のタイミングを知らないということが問題になってくるということである。

更にいうなれば、たとえば、堺ブランド事業やミュージックチャレンジなどの事業がどのような過程で、予算が組まれていって、どんな目的であったのかということも充分に語られずに、実態として、予算が組まれ、成立し、粛々と実施されていく・・。

予算が決まれば、現在の行政のシステムでは、粛々と実施されていくだけなのである。
そして、議会がしっかりとしていなければ、大事な問題は、その意思決定のプロセスも明快にされなくて、市民としては、訳のわからない政策が実施されていくということになるのである・・。

そんなことの積み重ねが、市民の不信を買うということになってくるのである。
事実、予算に関しては、議会に対しては、説明されるが、市民に対しては、説明されることは少ない・。

事実、議案書が市民の目に触れずに、大事な政策が決定されていくという事も、少し問題があるものと思う次第である。

であるから、議案書を公開したわけである。まあ、以前書いたのだが、予算の補足資料がなければ、議案書だけならば全くわからないし、予算の議案説明書があっても、実態としては、その全容がわからないということなのである。

このような中で、不正が行われていく可能性も否定できないわけである。
本来であれば、予算の編成過程を示すことが、市民の不信感を弱め、更には、政策に於いての市民の理解を得ることになるものであろうと思う次第である。

現実的には、その運用については、難しいというのも認めるのであるが、項目だけの表示だけとかもできるのではないだろうかと思うところもある。更には、全てができないというのもおかしいと思うのであるが、場合によっては、こんな部分での調査研究があってもいいのではないかと。。。、

また、予算についても、できる部署から行うのもいいのではないかと・・。 たとえば、保健衛生行政、とか、教育行政とか・・。

そんな思いがある。また、区政の予算については、その査定を公開するとかということで、敢えて、市民論議を引き起こし、市民参加の意欲を引き出すインセンティブにするというのもあってもいいのではないかと思う次第である。

しかしながら、分権化が進む中で、朝日新聞が書いているように、査定の公開はせざるを得ない情況になってくるものと思う次第である。

まあ、一気には、難しい点もあるのだが、・・・。そんな事情も理解できるのだが、大阪府も行うこともあり、堺市も避けて通れないときが来るというのは、事実であろう。

まあ、その前に、市民参画条例をまず、議会が率先して作ることが、大事であろうと・・。つまり、特定の団体の利害を反映できない議員の予算要求や特定の団体の予算要求を認めている段階では、まだまだ、難しいといわざるを得ないということだろうと思う。

そんな事での予算の反映が、市民との乖離があった場合、不信と言う形で現れてくるのだということを理解すべきであり、市民参画条例で、市民が参加できる土俵を作りながら、適正な形での制御をおこない、更には、査定の公開というプロセスが本来ならば、必要になってくるのであろうと・・・。

そういう意味でも、市民参画条例の制定が、議会でできるように、議会改革が行われなければならないものと現段階では思っている。  そんなシナリオを描きつつ、もう少し、まとまれば、自分なりのロードマップを考えて生きたいと思う次第である。

今回の予算を読んで、堺市は、それなりに考えているということもわかったし、市民も、そんな部分があるということを知るべきであろうと・・。

まず以って、堺市は、予算等についての説明責任を果たし、市民に理解を得ることが、当座行わなければならないものであろうと・・・。

そんな、プロセスを通じて、情報公開を通じて、真に市民に信頼され、評価されるものなのではないかと思う次第である。

まあ、いろんなニースがあり、更には、税金ということで、その使途には、高い要求があるので、批判されるときも少なくないということで、割りにあわないということも感じるかもしれないが、説明をしたときに、その不理解の幾ばくかは、しゃないなぁ~と言うことになることは、容易に想像できる部分もあるのは事実であろう・・。

まあ、そういう意味では、きっちりと説明を行うことが求められてくるであろうと・・。
ちなみに、2‐3日中に報道資料として、予算の目玉が、公開されるものと思うのだが・・。

きっちりとお願いしますよね・・。
広報でも、予算の概略示されてくると思うが・・。きっちりとね・・。

ちなみに、来年の予算議案書資料については、その項目をきっちりと説明し、更には、問合せ先を書いておいて欲しいのですが・・。さすれば、市民も気軽に質問でき、理解が深まると思うのですが・・。

まとまりはありませんが、予算の編成作業について、少し思うところがありましたので書いてしまいました・・。


参考まで、鳥取県の予算編成過程のホームページURL予算編成過程の公開

大変参考になります・・。ぜひ、堺市も・・ね・・。

まず、それ以前に、議案書のホームページでの公開、並びに、予算説明書資料の詳細な記述と担当部局の記述をしてくれたらなぁ~

ある一定、認めるところは、認めたいと思っているのですが・・。さらに、きっちりと情報開示というか、予算議案書のネット公開するだけで、市民の評価は、いい方向に変ると思うのだが・・・。  もったいないね・・。