いよいよ【オルフェーヴル】の本番。


明日の朝も早いので、早寝しようと思ったけれど、やっぱり見てしまった。


テレビをつけると、ちょうどスタート直前…。


【オルフェーヴル】は不利な一番大外枠。


スタートは良かったけれど、ラビット役の【アヴェンティーノ】が先行できず。


元々逃げ脚質ではなく、馬場も渋っていたので、スタート後の「二の脚」が効かず、さらに内側に閉じ込められ気味。


先手を取ったのは、有力馬【キャメロット】側のラビット役、【アーネストヘミングウェイ】。


しかし【オルフェーヴル】、途中から大外に出して先導する【アヴェンティーノ】を斜め前に見ながらペースを掴み、馬群の後ろの後方から2、3番手で折り合いがついていた。


最後の直線に入ってスパートを仕掛けた【オルフェーヴル】に、渋った馬場にスタミナを奪われた他の馬達はついて行けず、残り300メートルで、【オルフェーヴル】が先頭に躍り出た。


ここで日本中が夢を見た、と思います。


「後は何馬身差で圧勝するんだろう」と…。


無論、夜中にも関わらず、自分も叫んだ(;^_^A



しかし、勝ったのは、ただ一頭鋭く伸びて来た伏兵・4歳牝馬【ソレミア】。


騎手は、日本でもお馴染みの世界の名手【オリビエ・ペリエ】。


この【ソレミア】、こういった荒れた馬場が得意なのを買われ、出走を決めたらしいです。


合田さんの解説とともに冷静にレースを振り返ると、


確かに道中、先頭から3、4番手の内側をピッタリとキープしながら、最もロスなく我慢がしっかり利いていた。


(まさに日本風に言う【ダービー・ポジション】)


最後の直線に入ってから、【アーネストヘミングウェイ】をスッと交わして先頭には立ったが…、ここですぐに抜け出さずに、【ペリエ】騎手は「待っていた」。


…自らが他の馬達の【目標】とされるのを避けるのか、一頭で抜け出すと【ソラ】を使う(気を抜く)のか、そういう【ゴール前の一瞬の切れ味】な脚質(【エピセアローム】みたいな)の為か、詳しくはわからないけど。


そこに、後方から追い込んで来た【オルフェーヴル】を一旦先に行かせて目標を定めてからのゴーサイン。
手応えを十分感じて、余裕があったのでしょう。


一方、【スミヨン】騎手の右ムチにも関わらず、真っ直ぐ走らず右のラチ沿いへと切れ込んで来た【オルフェーヴル】。余程スタミナを消耗し尽くしていたのでしょう。


最後のゴール前50メートルでキッチリ交わされ、【オルフェーヴル】は2着…。


…ここでよーく見ると、【オルフェーヴル】が【ソレミア】と並んで馬体を併せたその瞬間、


…内ラチに【オルフェーヴル】がぶつかっていますね…。


【ソレミア】の勢いに弾き飛ばされたのか、そこで極限に達したからか…。


ケガなどしていなければいいのですが…。


でも【スミヨン】騎手は、レース運び自体は悪くなく、【オルフェーヴル】の力をほぼ出し切れたと思います。


荒れた馬場での消耗戦、他の強豪たちは、全く勝負になっていなかったし、【オルフェーヴル】に展開が向いた訳でもありません。


自ら勝ちを掴みに行ったけれど、【ソレミア】の【ペリエ】騎手に上手く乗られて、位置取りの差で僅かに前に出られた。


【エリシオ】、【パントレセレブル】、【サガミックス】に続いて4勝目、…だったかな?


やっぱり世界中で大レースを勝ちまくっているスゴい騎手です…。


(ちなみに、【カレーうどん】と【ガリガリ君】が好物らしいです・笑)


【オルフェーヴル】、実力は一番人気に恥じない、本当に強い馬だと改めて思いました。


残念だったけれど、ホントに良く頑張ったo(^-^)o☆


今度はドバイかな?


ゆっくり休んで欲しいです☆