作業員、全員生還しましたね。

ホントによかったです。


これは映画になると思っていたら、救出前からとっくに話がついていたらしいです。
また執筆依頼も殺到しているようです。


これには、違和感を感じます。

順番が反対じゃないですか。


救出計画は進んでいたけれど、実際はまだ全員助かった訳ではなかった。


結果的には全員無事救出で、ひとまずハッピーエンドにはなったけれど、仮に不幸にも全員が亡くなってしまうバッドエンドになったなら、果たしてこの話を映画にするのでしょうか?
実際その家族は、失意の底で暮らしていたことでしょう。
相当なご苦労をされた家族も、中にはいらっしゃることでしょう。


しかし、まだこれでめでたく終わった訳じゃないと思います。


まだまだ精神的にトラウマに苦しむ可能性もあるだろうし、元通り鉱山で同じように働けるかどうかもわからない。


そんな部分は、映画では描かないでしょう。



まだ人の生死がかかっている段階で、早くもソロバンを弾けるということは、『映画の主人公になる人達』のことは、所詮人ごとなんでしょうか?


彼らが、はからずも生み出した『ドル箱』にしか目もくれない人がそんなにも多かったことに、後味の悪さを感じました。