父の日に父のことを思うと…
一番の思い出。
私が大阪の短大に進学したとき、父が入学式に来てくれた。
会社を経営していた関係で父は月に1度、大阪に出張に来ていたので私の入学式と出張の日程を合わせてくれたようです。
入学式がすんで一足先に帰る父を短大の最寄り駅で見送った。
父は振り返らず手をあげて電車に乗って行った。
初めて1人ぼっちになり寂しくて寂しくて、
「お父さん〜待って。私も帰る」と言いたい衝動に駆られました。
振り返らなかった父は泣いていたそうです。
母が言ってました。
あの日の父の背中は一生忘れられない。
いつも大きく優しい父。
少し認知が入った父。
先日、みんなで集まった時、介護ベッド横のテーブルで食事をとっていた。
その近くを孫っちが通る時、熱いお茶をさっと持ち上げた父。
呆けてるといっても本能的にひ孫を守ろうとしている。
永遠に父は父だなと思いました。
お父さん、もう少し一緒にいてね。



