挨拶
再来年の3月で定年を迎える私。式典や会議等、大勢の前で挨拶をする事が多くなりました。
組織的には、各担当が挨拶文の案を起案し、大勢の職員が目を通して、挨拶文が完成します。回覧の途中で、
「ここは、「に」ではなく「へ」の方が表現的によい」
「こういう直接的な表現は誤って理解される恐れがある。もっと婉曲的な表現が望ましい。
「単文すぎて幼稚すぎる。格式が必要」
等の意見を言われ、最終案が出来上がる訳ですが、大体が面白くない。また何を言いたいのかがわからない事が多い。
そもそも若い頃、「たかが挨拶に何で起案とかするんだろう。役職付いてるんだったら、てめえで挨拶位、考えろよ」と思っていた私です。
挨拶は言葉であり、読み物ではない。聞く人に伝わるように話すためには、単文を多様したり、例え話をしたり、優しい言葉で表現すべき。
私が挨拶する時は、なるべく台本を見ないで、平易な言葉で、例え話を使い、伝わるように心がけています。
でも大勢の人の前での挨拶って何度やっても緊張するんだよなぁ。