こんにちは。TOV英語塾です。
今回は当塾の6年生のS・K君の話をしたいと思います。
S・K君は昨年の7月から夏期講習を受けました。
夏期講習の内容は、
Book Club(洋書を読み内容読解をする授業)を18回分と
文法の授業を12回分、それにプラスで語彙を一日に36個ずつ覚える
といったもので、授業は二か月間行いました。
最初にSRのレベルテストを受けてもらい、生徒さんのおおよその英語のレベルを知ります。
S・K君の場合は当初4.1レベル(アメリカの小学校4年生の1ヵ月目の英語実力)でした。
本来ならば Book Club 18回分は1週間に1度で4~5ヵ月かけて行いますが、
夏期講習では1週間に2,3回授業を行いました。
Book Clubの読解授業では、本人のレベルよりも少し高いレベルの本を扱い、
ARの課題図書は、本人のレベルより少し低いレベルの読みやすい本から始めて、
だんだんとレベルを上げていきました。
S・K君は二ヵ月間で、授業で扱う本を計3冊、
そのほかにARテスト用の課題図書を18冊も読みました。
その結果、夏期講習後のSRのレベルテストでは4.1だったレベルが
5.3レベル(アメリカの小学校5年生の3ヵ月目の英語実力)に上がっていました。
数字だけで見るとただ1.2レベル上がっただけのように見えますが、
4レベルと5レベルでは大きな差があります。
レベル3までの課題図書の内容は、レベルごとに語彙や内容の複雑さにおいて違いはありますが、
大体は日常的なストーリーであったり浅い内容で、
英文に慣れたり、主題の把握をするというのが主となります。
レベル4の課題図書になると、内容に教訓的な要素が含まれるようになります。
簡単に言えば、主人公がある困難にぶつかってそれを乗り超える内容であったり、
1つの大きな問題から教訓的なものを学ぶ内容です。
これがレベル5になると、
主人公の抱える困難が様々なものになっていきます。
1つの大きな問題が、2つ、3つになり、
困難の内容も人種差別や家庭の問題など、より複雑なものとなります。
主人公を取り巻く背景や主人公の立場までもを把握し、
内容を理解するだけでなく分析する力が必要になるのです。
普通は、レベル4からレベル5になるまでに半年~1年かかりますが、
S・K君は2か月間でレベルアップをする目覚ましい成長を遂げました。
そんなS・K君ですが、この結果を見て満足し、塾をしばらくお休みしていました。
そして先週、半年ぶりに当塾に通い始めることになりました。
先月学校で受けた試験の成績が芳しくなかったとのことでしたので、
SRテストを再び受けてもらった結果、
5.1だったレベルが4.6に下がってしまいました。
夏期講習前とほぼ同様のレベルに再び戻ってしまったのです。
本は継続的にコツコツと読むことが最も重要です。
そして、自分のレベルに合う本を読むことも同じくらい重要です。
そうでなくては
たとえ簡単な本を少し読んでいたとしても、
内容を理解し分析する力がすぐに衰えてしまいます。
実力が付いたら、
実力相応の本を読み続けることこそが英語上達への近道です。
英語が嫌いな子どもも楽しみながら、勉強ができます。
また、ただ楽しいだけではありません。
その中で確実に成長しますので、子どもの成長を期待してください。
本を通じての英語教育で、子どもはバイリンガルになります。
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