高校の授業以来、古典を読んだこと無かった私が、
黄帝内経を読むことになって、これで続けてこられました。
書き出してみると、四回読んでいました。
①読み下し文をWordに打ち込む
私は漢文のままでは読めないので、
先人の先生方が読み下してくれた状態から始めます。
この段階での理解度は、0%です…
打ち込んでいるだけでは、何にも分かっていません。
②Wordを印刷して、意味を書き込む
中学高校の国語の古文漢文の授業のように、
解説本に書かれている言葉の説明を書き込んでいきます。
この段階での理解度、30%
何の話が出てくるかまでは分かってきます、くわしくは分かっていません。
③口語文に書き出す
ノート紙に内容を書きます。
ここでやっと、話の筋が見えてきて、
理解度は、60%、半分越えました。
書かれている内容が重複していたり、話題が行ったり来たりするのは、
木簡だった頃に順番が入れ替わったのではと考えて、
順番の入れ替えたりしています。
学術ではしてはいけないことなので、私のブログは学びにしてはダメです。
④ブログに書く
一日に書けるのは、ノート紙では3行から10行ぐらいでした。
原文を一文字も省かずに読んで文章にするためには
ちゃんと理解しないといけなくて、
解説本でさらっと書かれてても私には理解できないので、
色んな手を使って、調べて粘って、どうにかなんとか書けて
続けることができました。
ここでやっと、理解度90%、という状態でした。
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【お世話になった本】
・柴崎保三先生の本
最初は以前勤めていた職場で「黄帝内経素問新義解」を借りていましたが、霊枢も読むと決めた所で、全集を買いました。漢字の成り立ちから字の意味を考えて、先人の説を明記した上で、違う解釈をされている部分もたくさんあり、とても勉強になりました。
・原文
原文と本は字が違う場合があると知り、読めないから要らないなと思っていた原文を持ちました。でも、原文の字は活字に出来ないから変わっているのだと分かり、当然パソコンでも出ないので、ブログの篇の初回の絵を描く時にだけ使っていました。
・漢和辞典
この辞書に出会うまでに、二種類の漢和辞典を使いましたが、載ってない字が何度かあって困りました。古典の勉強会で必須で、すぐに入手してからはこればかり使うようになりました。ネットの中国語辞書で突破口が見つかったこともあって、中国語もできたらいいんだろうなと思いました。
・霊枢の解説本
素問については、たくさんの方が読んでおられて、全編を解説されている先生のブログなどで勉強させてもらっていたのですが、霊枢については、なかなか見つからず、困っていたところで、友達が持っていた本をくれたのと、以前の職場にまたまた本を貸してもらいました。
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全文を読んで、治療というよりは、古代の世界観がよく分かりました。
分からなかったところは、たくさんあります。
素問66から続く運気論は、本当に難して、全然理解できなかったです。
古代九鍼はどんな形なのか分からないままだし、
人迎気口脈診も、祝由も、古代の技術が現代に残って無くて、
知りたいのに知れないのが、いっぱい残っています。
とりあえず、黄帝内経には何が書いてあるのか、
は全部読んで知れたので、
今年中に、そんな内容の本を作りたいなと思っています。