このおはなしは、黄帝内経霊枢より第五十七
「水脹」をもとにしています。
ある日、王様は、お腹の大きな人を見ました。
妊娠しているのかな?と思ったら、
男の人でした。
びっくりしましたが、
やっぱり、まるで中に赤ちゃんがいるような、
大きなお腹をしています。
あれは病なのだろうか?
知りたいと思った王様は、
岐伯に聞くことにしました。
「岐伯よ、
先日、とてもお腹の大きな人を見たのだ、
あんなにお腹が大きくなる病というのは
あるのだろうか?」
岐伯は答えて言いました。
「はい、あります。
水脹、膚脹、鼓脹、石瘕、石水
どの病でも、お腹が大きくなります。」