ウィルヘルム山 登山編① 
イメージ 61
頂上にて、パーソナルガイドの ノルペットさんと

花崗岩が隆起してできたビスマルク山脈最高峰の山 ウィルヘルム山(4508m)に登ってきました。
この山は、ワンディケ族が守っている山で、精霊が宿る聖なる山といわれています。
<9月28日> 晴れ
最初の宿泊地ゴロカから、専用車に乗り、クンディアワ経由ケグルスグルにてベティさんのロッジ泊  
9:00 高原の町ゴロカ (1600m) 出発 2台のトヨタのランドクルーザーに乗り込みます。 
【荷物】当日の荷物はザックに、小屋泊の荷物はダッフルバックにと分けて積み込みます。ダブルバックは40リッターを用意してきましたが、50~60リッターが余裕もありベストです。登山に必要ない荷物はゴロカのホテルに置いていきます。
【服装】登山をする格好です。くつはぬかるみを歩く想定で、登山靴を履きました。

【薬】今朝から、高山病対策に処方してもらったダイアモックスを飲み始めました。

メインのハイウエイということで、しばらくは舗装されたまあまあ良い道でしたが、すぐに、道に大きな穴がかなりの頻度であいていました。
イメージ 1
まだ余裕の笑顔です。
イメージ 2
トヨタのランクルは最強だそうです!
イメージ 3

イメージ 4
とってもおいしかったのですが、これから道が悪路とのことで、食べるのを少し控え酔止薬を飲みました笑い泣き
イメージ 40
↓ここからは、未舗装がほとんどでかなりの悪路。1時間は悶絶。
イメージ 5
地元の人の中には裸足で歩いている人も多くいました。
イメージ 6
イメージ 7
すごいゆれの場所ではカメラどころではなく、自分の体を支えるのがやっとえーん
四国の悪路に鍛えられた私でも、結構やられました。
特にベティさんのロッジ直前は、本当に大波に揺られる小舟のような状況でした。まさにロディオ状態笑い泣き
そして、車にはエアコンはついていません。
ほこりがすごくて窓も締め切り。熱中症になりそうでした。
雨で道がぬかるんだ場合は、歩く場合もあるとのことでした。
15:00 ベティさんのロッジ(2790m)に到着 6時間かかりましたタラーお尻が痛いチュー 
お迎えの花文字です!
イメージ 8
すてきな外観です!
イメージ 9
2段ベッドで12人宿泊できる部屋です。女性5人で使用しました。
イメージ 10
リビングはこんな感じ 夜にはストーブに火が入ります。
イメージ 14
女性用のシャワーとトイレは2つずつありますが、すべて同じ部屋でカーテンで仕切られているだけ
少し気になりますね。トイレットペーパーはありました!
ベティさんは、Jaicaで長野県に行き、そこでますの養殖の勉強をしたとか。
そしてそれを持ち帰って、こんな立派な養殖場を作っています。
イメージ 11

イメージ 12
夕食は・・・もちろんマス料理
イメージ 13
食後、シャワーを浴びて、就寝。22時には消灯となり、真っ暗です。
布団は1枚づつでしたが、寒そうなので余った布団をさらに1枚かけて寝ました。
朝夕は冷えるので、ダウンの上着が役だちます。
*現在ベティさんのロッジは、いくつかの新家屋を建設中。さらなる集客を目指しているようです。
道も整備されると、登山口に建つロッジとしてもっと人気になるのにね。
<9月29日>晴れ 7:00朝食  8:30出発
ベティさんのロッジ(2790m)からピュンデ湖畔の小屋(3570m)まで
【装備】ザックは日帰り装備 小屋泊の荷物はダッフルバッグに入れてポーターに預けます。バックの中も外もビニールで包み防水・防塵対策をします。
【服装】ファイントラックのランニング(下着)、夏用の長袖シャツ、パンツ、泥除けのためのスパッツ
登山靴
朝、ワンディケ族の村人たちが集まっていました。この中からガイドとポーターを決めているようです。
ガイドリーダーはウイリーさん。帰りに知ったのですが、HNKグレートサミットに登場していた方でした!
現金収入となるようで、女性や子供も集まっていました。
イメージ 16
このツアーでは、それぞれパーソナルガイドが付きます。パートナーを決めているところです。
私には、ノルペットさんが付きました。英語しゃべれないからなぁ・・・。不安チーン
イメージ 15
出発前にパチリ
イメージ 17
8:30 出発 ベティさんのロッジの脇から登り始めます。
まずは樹林帯を歩きます。道はぬかるんでいますが、長靴は必要ありません。
ぬかるんだ場所には、木が敷かれています。でも、雨だと足元は非常に悪いと思います。
イメージ 18
花の名は メアリー
イメージ 19
タコの木
イメージ 20
ところどころに、休憩用のベンチが設置されています。
イメージ 21
暖かくて、思わず寝てしまいそうです。
イメージ 22
パーソナルガイドの ノルペットさんです!手には斧を持っていますキョロキョロ
イメージ 23
お水が出ています。地元のガイドはここで水を汲んでいました。
イメージ 24
イメージ 25
3300m付近。開けた場所に出ました。
イメージ 28
ケグルスグルの町が見えます。
イメージ 29

イメージ 30
更に登ります。
イメージ 27
↓向こうに、ゲンブココゴの滝が見える広場に出ます。これはヒカゲヘゴの木。
ここはワンディケ族の聖域です。
イメージ 26

イメージ 31
11:50 天気も良いので、ここでランチになりました。
ベティさんの姪のベティさんがサンドイッチを作ってくれました。
彼女は15歳。学校がお休みでお手伝いをしているそうです。
イメージ 33
私のスタイルはこんなのです。
イメージ 34
イメージ 32
12:30 出発です。
イメージ 35
滝の手前は少しだけ急登ですが問題ありません。
イメージ 36
滝です!
イメージ 37
12:50 ゲンブココゴ(湖の入口という意味)の滝に着きました。ノルペットさんとのツーショット
イメージ 38
滝まで来たら、小屋はすぐそこです!ぬかるみに注意です。
イメージ 39
イメージ 41
13:30 小屋(3570m)に到着です。予定3時間のところ、休憩などを含め5時間かかりました。
ここには、2つの小屋があり、もう一つはAフレームと呼ばれています。
イメージ 42
小屋の前にはピュンデ湖(現地ガイドやNHKのグレートサミットではアウンデ湖と言っていました。)
イメージ 46
小屋で休憩して、高度順応のため空身で上の湖まで行くことになりました。
イメージ 43
ピュンデ湖(ガイド説アウンデ湖)と小屋 (トイレから撮影)
イメージ 44
ポーターやガイドさんが休憩・宿泊する小屋。かわいそうな感じです。イメージ 45
もう一つの小屋 Aフレームと呼ばれています。
イメージ 47
14:35 ピュンデ湖(ガイド説アウンデ湖)を左に巻きながら歩き始めます。
イメージ 48

イメージ 49

イメージ 50
アウンデ湖(ガイド説ピュンデ湖から流れている滝です。
イメージ 51

イメージ 52
3:40 アウンデ湖(ガイド説ピュンデ湖)イメージ 53

イメージ 58

イメージ 54

イメージ 57
明日は、この山をトラバースしながら歩きます。
イメージ 55
さあ、小屋に戻りましょう。
イメージ 56
小屋に戻り、着替えをして夕食です。部屋の片隅で身体を拭きました照れ
リトルベティが夕食を作ってくれました。タイムが効いた炒め物などです。おいしい。
水は湖から汲んでいます。煮沸したお湯などでお茶を飲みます。
山病の薬を飲んでいるためか、高度障害はまだありませんグッ
この小屋には、電気も水もありません。そしてトイレは少し離れた高台にあります。
トイレは便座は2つありますが、向かい合って設置されており、仕切りはないため、結局一人づつの使用になりました。ドアがあれば2人使えるのに・・・ガーン
決して衛生的とは言えないので、アルコールのお手拭きは必要です。
夜は冷えます。ダウンの上着がここでも活躍。
男性陣4人の部屋
イメージ 60
こんな部屋が2つあり、女性が3人と2人に分かれて使わせてもらいました。ドアはありません。
イメージ 59
マットはあるので、持参したシュラフ(スリーシーズン用)にシュラフカバーをつけて寝ました。

   上半身 右矢印 明日の行動着とダウンの上着
   下半身 右矢印 寝間着のジャージ、腰にはフリースを巻いて寝ましたニヤリ
明日は、夜中の0時に朝食、1時に出発予定です。