<行程最終日> 7月20日(日) 曇りのち晴れ
7月20日 



栂海山荘4:30~黄蓮山5:15~菊石山5:53~下駒が岳6:29~白鳥山7:30~坂田峠9:40~
栂海新道入口12:15
標高差1450㍍ 歩行時間休憩込み7時間45分
3:30 起床 雷の音と光、そして雨音でぐっすりとは眠れなかったものの、起床時間がきました。
あれ、雨音がしません。外に出てみると、ガスっていますが、雨は降っていません!
やった~~。 雨の降らないうちに距離を稼ぎたい!急いで雑炊を食べ出発の準備をします。
いわゆる 朝焼け です。

4:30 さあ 出発です!真正面に白鳥山と白鳥小屋が見えます!この稜線を歩いていくのです。

5:15 黄蓮山 雨は降りそうにありません。梅雨明け???

5:35 黄蓮山を下ると黄蓮の水場があります。(往復10分らしいですが寄っていません。)
次の白鳥小屋付近の水場で水を補給することにします。

ブナ林がきれいです。なごむ~~~。

5:50 菊石山(1209.8㍍)

もう雨は降りそうにないので、ここでカッパの下を脱ぎ、スカートにへんし~~ん!

下駒ケ岳の登りはちょっとだけきつい。でも大丈夫!

6:30 やっと下駒ケ岳(1241㍍)

ふりかえると 栂海山荘が小さく見えます。

白鳥山が近づいてきました。

7:30 ついたど~~~白鳥山(1286.9㍍) しかし、水場は、この登りの下でした\(◎o◎)/!
ふもとで確かに二股に分かれていました。あの二股が水場への道だったのです!
汲み損ねてしまいました。次は最後の水場。見逃さないようにしないと!
頂上では、栂海山荘で一緒だった男性2人組と再会しました。
この2人は、テント装備で標準歩行時間の7掛けで歩けるのだそうです。凄いです。

白鳥小屋正面。キリリットとしてますね。

8:14 山姥平

8:55 シキ割の水場。最終水場です。見逃しませんでした。なぜなら登山道のすぐ脇だからです。
コップがあったので、思わずごくり。冷た~い
ここで水を汲みました。

この行為は、本当に、本当に、大正解だったのです。

9:05 金時坂の頭 ここから急坂をどんどん どんどん 下ります。(登りたくない坂です。)

9:40 やっと坂田峠に来ました! 気持ちが下山したよモードになりました。これが落とし穴(-_-;)
これから登ろうとする女性がいます・・・


しばらくはこんな整備された登山道をゆっくりと歩きます。なんのことない。でもその後・・・

10:45 次の林道交差点です。でも、実はここからの2.5時間がこの3日間で一番苦しい時間になる
とは、ここでは露ほども思っていませんでした。

赤い階段を下りて向こう側に渡ると、こんな標識があります。
ここからが自分自身との死闘の始まりでした。
暑さと疲れでそれほどのアップダウンでもないのですが、体がどんどん疲れていきます。

11:22 入道山 ここの登りで、ついにばて始めました。貧血でふらふらしています。
これはいけないと思い、残り少なくなったスポーツドリンクとご飯を胃袋に入れます。
初日、2日目と雨だったのでそれほど水分を摂りませんでしたが、高度が下がり、晴れて きたので、すごくのどが渇き、水分が必要となりました。 最後の水場で水を補給していな
かったら、水がぜんぜん足りなかったでしょう。考えるとぞっとします。

最後の下りは、道がぬかるんで足を取られました。他の人の滑った痕跡があちこちに見られ、
私も、今回初の尻もちをついてしまいました。もうふらふらです。
鉄塔を二つ越えると、海はもうすぐです。
12:15 栂海新道登山口到着!やった~~! 2.5時間苦しかったよぅ~。で、お水は空っぽよ。

ほれほれ、ここ ここ

降りてすぐの冷た~~い冷た~~い炭酸水です。水分注入!
例の男性2人と再度の再会!すでにお風呂に入り、これから親不知駅に歩いて行くそうです。

臭い衣類を脱ぎ、身を清めて、栂海新道の起点となる親不知の海に降りました。
(登山口にある親不知観光ホテルのすぐ脇から降りられます!)
そう ここは海抜0

そして、これこれ、もちろんビールのお伴は忘れていませ~~ん


海岸には、こんなダチョウの卵のようなかわいい石が・・・
親不知の海は青く、最後の苦しさも忘れさせてくれました。

そして、今晩の宿、親不知観光ホテルでの至福の食事で乾杯です。
お疲れさまでした~と自分を褒めたい。
そして、こんな私に付き合ってくれた仲間に乾杯です。

今回、反省点は特にありませんでした。
準備山行を3度していたので、その山行の経験ががすべて役に立ちました。
昭文社のエアリアマップの標準時間よりやや早めに歩けました。
とても満足した3日間で、お腹いっぱいです。ごっつあんでした
