僕は煙草に手を伸ばした。


「チッ!」


いつの間にか外は暗くなっていた。


僕は数時間ソファーに座りボーっとしていた。


煙草の数だけ減っていた。


「いつの間にか外暗くなってる!!」


僕は驚いた。


・・・どんだけ凹んでるだよ・・・


僕はため息をついた


「そりゃ煙草もなくなるな・・・」


煙草の箱を握りつぶした。


グシャ!ソフトは潰すときがかっこいい


・・・自己満足だけどね・・・・


自分自身に突っ込みをいれた。


「煙草となんかごはんを買いに行くか!!」


コンビニなら買い物できるし話さなくていいから大丈夫


僕はそう思い外に出た。

「ただいま。」


誰もいないのでもちろん返事はない


「お腹すかないな」


彼女の気持ちに気づいた僕に食欲はなかった。


常識的に考えて韓国のアイドルとお近づきになれる


事のほうがめずらしい。


ましてや会話をするなんてかんがえられないことだ。


僕は何度か彼女に会った事で感覚がマヒしていた。


「次会うときは巧の彼女になってんだろな~


巧が帰って来たら彼女が巧に会いにきたって伝えなきゃな・・」


・・・巧なら・・・仕方ない・・・か・・・


頭ではわかっていても心がついていかない。


巧はすごくいい奴だ。一緒に住んでる僕が言うなら間違いない。


彼女にも巧がお似合いだ。


そんなことは分かっている。


「わかっているんだ!!」


僕は大きな声を出した。


こんだけ大きな家なら防音設備もしっかりしてるだろう。


・・・わかってるんだよ・・・




僕はこの場をどうしたらいいのかわからなかった。


・・・さて、どうしたものか・・・


「あの~今日巧さんはいますか?」


「・・・えっ?巧?あ~どうでしょう・・」


考え事をしていたのであいまいな答えだった。


ふ~っと深呼吸。


気を取り直して僕は言った。


「巧は今日は仕事です。遅くなるって言ってましたよ。」


・・・よし!普通にしゃべれた!!・・・


「そうですか・・・じゃあ、また来ます。」


彼女はそう言うその場から離れて行った。


僕はもう気づいていた。


誰でも気づくだろう。


彼女は巧に惚れたのだろうと。


じゃないとわざわざ家まで来ないだろう。


・・・あ~くそっ!!・・・


僕は頭をガシガシかきながら、


「あの~よかったら巧の番号教えましょうか?


また来ていないとか嫌でしょう?」


個人情報流失である。


しかし僕は彼女に何かしてあげたかった。


「いえ、また来ます。さようなら。」


彼女はそういいと小走りで帰って行った。


「あらら・・・」


「本人が良いならいいか・・・」


僕はがっかりしていた。


以前巧と食事をしていた時、彼女が現れた。


その時からなんとなくわかっていた。


彼女は巧が好きなんだと・・・。


・・・ま~僕とは月とすっぽんだしな・・・


「・・・巧ならまぁ~いいか・・・」


家の前だが足取りは重くなった。


「ふ~~~」


ため息がいつも以上に長かった。