どこの党とは言わんけど。
やたらと近所のおばちゃんで、次の選挙は何々党に入れてね、という人がいる。
どんな公約なの?と聞いても、それはいいから、と言う。
お前は馬鹿か?
選挙って近所づきあいで投票するものやないやろ?
あと、多いのがテレビで言ってることを、そのまま自分の意見のように言うおばちゃん。
本当はお前、何も考えてない、何も見えてないんやろ?と言いたいけど、そこはグッと我慢する。
政治の話で近所づきあいが滞っても損だしね。
ただ、やたらと知ったかぶった人が多いのも事実。
競馬場や場外馬券場にいるおっさんに多いのが。
やたらとうんちくを語る人。
馬場がどうの、距離がどうの、調教がどうの、とやたらと自分の知識を自慢したがる。
なんかそういうのに似てる。
おばちゃんでもおっさんでも、実はやってることは同じという現実。
この現実に、何も変わらない、と思ってしまう人も多いはず。
多くの人が、政治とはなんぞや?という本質とは関係ないところの話をする。
そんな中、一人真面目に日本の未来を慮って投票に行く自分が馬鹿にさえ思える。
例えば、競馬場にいるおっさんの予想が外れたとしよう。
すると、うんちくを語ったおっさんは、またしても外れたうんちくを語る。
スタートで躓いた、コース取りが悪かった、騎手が悪い、調教師が悪い。
うん、要らんのや、そういう説明は。
外れましたと素直に言え、馬鹿。
馬鹿が恥の上塗りをしてるとしか思えない。
しかし、その姿が政治家とダブってしまうこの理不尽さ。
これも、何も変わらない、と思ってしまう一因か。
民主主義の曖昧さはその責任が誰にあるかを問わないところ。
みんなで決めたことだからと、眠たいことを言ってお終い。
それじゃあ、アカンやろ?と思う。
そもそも、政治って短期的に結果の出るものは少なくて、ある程度の期間を置いて評価されるものだと思う。
米国には100日ルールというのがある。
それは新大統領が決まってから100日間は、その政治を批判しないというもの。
三か月ちょっとって短い気もするけど、その間にどれだけポイントを稼げるかがその後の政策運営に関わってくる。
そのルールもオバマ辺りから守られんくなったけどね。
段々と世界はせっかちになってるのかもしれない。
差し当って、欧州では英国のブレグジット、アジアでは北朝鮮核開発、中東ではISのテロ組織のことが問題になってる。
いや、細かく言えば、もっと世界には問題があると思う。
これだけ世界が激動してる中、日本はどういう方向に向かえばいいのか。
それは非常に難しい問題。
さぞかし立派な政治家を選べば、その問題が解決するかのように思いがち。
しかし、多くの問題はほとんど解決できない。
何でなら、そもそも、政治とはそういうものだから。
最近は二世三世の議員が多いように感じるけど。
あれって支持基盤が同じだからやろ?
政策や公約、その人の能力とは別のもので選ばれてると思う。
そういう組織票を持った人に何の問題意識も持たずに投票するのも日本式。
まあ、米国でも大統領は似たような系列の家系から出ることが多いから、日本式というよりは世界共通の方程式かもしれない。
政治とはそもそもなんぞや?
それはこの国にとってベストの選択をすることではないのか?
日本のベストの選択は何か?
それを自民党に問うべく次の選挙には与党に入れる。
ほなな。