鳥貴族が全品280円から298円に。→10月から
18円の値上げ。
鳥貴族愛好家としては痛いニュースだけど、野菜などの価格が上がっているのに値段の据え置きはあり得ない。
また人手不足から人件費が上がるというのはインフレの兆候だから、日本経済として歓迎すべきや。
いくら日銀が緩和策を採っても、全然インフレターゲットに到達せんもんな。
じゃあ、日本はインフレに向かうのかといえば。
実はそうでもない。
流通大手のイオンは値下げを敢行。→プライベートブランドを中心に
これは本当に消耗戦だね。
日銀が流したお金は一体どこへ行ってるんや?
いや、国債買ってるわけだけど、日銀はマイナス金利になっても買い取ってくれるから、銀行は金利がマイナスでも買っちゃう。→仕組み
こんなんだったら金融緩和する意味がないやろ?
早くデフレスパイラルから抜け出さんかっ!
じゃないと、国内産業は消耗戦を繰り返して共倒れになるで?
PBっていうのはメーカーにとっては諸刃の剣なんや。
PBは小売店のブランドと言い換えてもええんやけど、メーカーとしてはその商品をお値打ち感から独占出来るという特典がある。
しかし、その一方で安価な値段で売るため、自社の商品が売れなくなってしまう。
当然、値段が安くなるわけだから、利益も薄い。
仮に同じ量のモノを売ったとしても、薄利多売で忙しい分だけ損することになる。
ただ、大手の小売店の棚を必ず埋めれるという利点があるから。
体力のあるメーカーにとっては有り難い。
しかし、値段が安くなってる分だけ、どこかにしわ寄せが行く。
大抵、そういうのは中小企業や零細企業が損する仕組みになってるんや。
これでは各メーカーが消耗戦を繰り広げた結果、生き残るのは大手ばかりになって、益々日本経済は回らんくなってしまう。
ただ、日本は9月も景気動向指数がプラスを記録して、戦後二番目に長かった「いざなぎ景気」を超えた。
景気拡大局面がこれだけ長く続いているのに、何故日本はインフレにならないのか?
いや、何故、庶民はその好景気を実感できないのか?
その答えは賃金の上昇率が伴ってないからや。→儲かってるのは大企業だけ
いざなぎやいざなみが止まった原因は米国経済の余波を受けたため。
今、米国はトランプ景気とも言える好景気を向かえているから、日本もその波に乗って好景気が続くかもしれない。
しかし、ダウは史上最高値を更新し続けてるけど、傍から見るとバブルに見える。
現実の問題として米株市場が高値を更新しているにも関わらず、ここ最近の米指数が低迷してることから、なんとなくそれがバブルっぽい雰囲気を出してる。
著名な投資家の中にもバブルを指摘してる人はいる。→元FRB議長グリーンスパンの見解
日米は経済において共同体みたいなものだから、米国でバブルが弾ければ日本は再び「失った10年」に逆戻りや。
でも、目先、求人率は1倍以上になって、人手不足の職種も多くなった。
労働指数は景気を計る最後の砦と言われてるから、ここが強ければ日本経済もまだまだ行けるかもね。
この鳥貴族値上げがええ機会や。
そろそろデフレ脱却を目指して、大企業は内部保留を切り崩してでも景気の波に乗るべきじゃないかな。
ホンマ、鳥貴族の値上げは痛いよ。
毎週通ってるからね。
「いつもの」の一言で飲み物と食べ物が出て来るくらい常連。
しかし、日本の未来を考えたら、インフレは歓迎しないとね。
じゃないといつまで経っても労働賃金の上昇は有り得ない。
人はお金をたくさん持ってこそお金を使おうと思うんや。
ギリギリの生活送ってたら、貯金に勤しんでしまうのが日本人。
18円くらい払ったるわ。
日本経済のために。
ほなな。