予言の無意味さ | プクッチ劇場

プクッチ劇場

ギャンブル魂の真実

 ノストラダムスは3797年まで預言集を出している。



 毎年、ノストラダムスの予言が出てくるのは、この予言集に依るもの。

 「ミシェル・ノストラダムス師の予言集」というのがそれで、四行詩と散文体から成り立っている。

 ゆえに予言の内容というのも抽象的。

 ノストラダムスの生前に確認されたのは第8巻までで、全10巻のうち確認されていない2巻は偽作説も唱えられている。

 17世紀に出された「予兆詩集」や「六行詩集」に至っては、その信奉者にすら偽作の疑いが持たれていて真贋がはっきりしない。


 元々、ノストラダムスは医者であって。



 後に占星術師として国王(アンリ2世)の寵愛を受けた。

 1555年の話プッシュ。→にほんブログ村 為替ブログ 為替日記へ



 
              ギャンブル魂の真実


 それじゃあ、今年の年初に発表されたノストラダムスの予言を見てみよう。



 「出生ライセンスが必要になる」
 「西側諸国の税金の廃止」
 「人類は動物と会話する方法を取得する」
 「アメリカ西部を襲う巨大地震」
 「世界が放射線によって焼け焦げる」
 「人類の寿命は200歳に」
 「ベスビオ山の噴火」
 「世界経済は崩壊する」
 「死者の復活」
 「言葉の違いがなくなる」

 物凄いこと言ってるな。
 
 このおっさんは。









 大抵、昔の予言者というのは医学や科学の知識を持っていて。



 そうした知識から未来を「予測」してたんや。

 当時の人たちというのは無知な人が多かったから、それを「予言」だと思ったんやな。

 因みに「予言」と「預言」は違う。

 「予言」は未来を言い当てること、「預言」は神の言葉を伝えること。

 「予言」は外れればそれでお終いやけど、「預言」は真理として語り継がれたりする。

 どうでもええんやけど、そんなことは。


 現代においても予言者というのはいる。



 これだけ科学が発達して、人々の知識も向上してるのに、それでも「予言」を信じたいと思う人が多いんやろね。

 有名なところではブルガリアのババ・ヴァンガ。

 1996年に死んでまってるんやけど、ブルガリアにおいては今でも国民的英雄で、その予言はブルガリア政府の国家機密とされてた。

 2014年、政権交代が起こって機密指定は解除されたけど、彼女が死んだ時、葬儀には大統領が参列し、ロシアにおいては国家指定の「公式予言者」になってる。

 予言者に「公式」とか「非公式」ってあったんやね。

 国営と民営の違いか?


プクッチ劇場


 ババ・ヴァンガは第二次世界大戦の勃発、米ソの冷戦終了、ソ連の崩壊、チェルノブイリ原発事故、911テロ事件を予言したと言われている。



 かつては「あの」ヒトラーでさえ、その予言を聞きに来た。

 ヒトラー以外でも多くの政治家が彼女のもとを訪れたそうや。

 ゴルバチョフもその予言を聞きに行った1人。

 じゃあ、そのババ・ヴァンガの2015年の予言を見てみよう。


 「米大統領退任」
 「ロシア大統領も退任、ロシアに斬頭される」
 「ロシアの通貨ルーブルは年内に非常に強くなり、米ドルよりも信頼が高まる」
 「ブルガリアとロシアの関係が強化される」
 「シベリアとオーストラリア以外は病原菌で汚染される」


 このババアも凄いこと言ってんな。

 これがブルガリア政府によってかつては国家機密とされていた2015年の予想。

 2010年の予言では「第三次世界大戦が11月に始まる」と言うてた。

 2016年の予言としては、「欧州はほぼ無人の地と化す」んやって。

 予言は5097年まで行われていて、200年後にヴァムフィムという宇宙人と接触するらしい。


プクッチ劇場


 こうした予言を見るたびに思うんやけど。

$プクッチ劇場

 予言が必ず当たるのなら運命は変えられないということになる。

 変えられない運命ならばそれを言い当てても意味がない。

 どうせその時が来ればそれを受け入れる以外に方法はないんやから、無駄に不安を煽るだけや。

 逆に予言したことを変えれるのなら、それは予測と同じ。

 予言したことと違う未来が来るのなら、その先の未来も変わってくるはずだから、予言は状況によって変わることになる。

 つまりは予言すること自体に意味がなくなる。

 もし、うちが予言者だったら、その能力を誰にも教えず、有馬記念の馬券を買ったり儲かる株を買うためにその力を使う。

 本当に未来を言い当てれるとしたら、多くの人がその力を恐れるはず。

 そんな孤独の中で生きるのなんて辛いと思うけどな?

 予言者はそうした自分の未来を予言できんものなんやろか?

 いずれにしろ、予言なんていうものは意味のないもので、そんなものが当たったからといって驚くほうがどうかしてるわ。

 200年後にヴァムフィム星人と地球人が接触したら驚くけどな。

 どんな格好をした宇宙人なのかも予言してほしかった。

 5097年までのことを予言するのに、どれほどの意味があるのか?

 いや、本当に未来を見通す能力を持ってる人はいるかもしれんで?

 でも、現代では及びもつかない言葉があったり、信じられない科学技術を持ってるはずだから、それを正確に予言したとしても現代人には意味不明やろ?

 つまりは予言は「無意味」ということや。

 大人げないこと言うてもうた。

 ほなな。



にほんブログ村 為替ブログ 為替日記へ にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 40代オヤジへ
 気に入ったバナーを1プッシュ

 12月業者紹介←見てね

 プクッチがネタ、パクってる業者
 プクッチメイン口座     森好二郎レポート        あると便利        
FXプライム   
-