愛知県は昔は強かったんやけど、最近ではベスト8に残ることも稀。
中京、名電、東邦、享栄が大昔から強豪。
大体この4つのうち、どれかが夏の甲子園に行く。
ここ最近の10年を振り返っても、2011年を除いて全て4校のどこかが甲子園に行ってる。
今年も4強に3校が残った。
最近、享栄は弱くなったね。
男女共学になってから、力が落ちたみたい。
といっても、今年は東邦に接戦で負けたから、腐っても鯛。
負けたら終わりのトーナメント戦っ!
準決勝、準々決勝辺りが一番盛り上がるっ!
今年は中京じゃないか?プッシュ。→
精神的には準決勝辺りが一番辛い。
4強に残るところはどこも強いし、あと二つも勝たんとアカンのかと思うとプレッシャーがかかる。
このレベルにくると経験も大事になってくる。
初めて4強の残った者と、4強を経験してる者では力の入り具合が違う。
「勝ちたい」という気持ちが先走ってしまうと、普段通りの力が出せんくなるんやな。
余分な力が入って、筋肉の疲労が早くなってしまったりする。
昨年、プクッチは準決勝で負けたけど、あれはまさに経験の差やったと思う。
しかし、このクソ暑い時期に大変やね。
いや、選手はええで。
普段から鍛えてるから、練習よりも試合のほうが楽やろ。
大変なのは応援団や。
燦々と照りつける太陽の下、必死こいて声出してるもんな。
でも、応援してるほうも必死やから、それほど暑さを感じんかもね。
中には学ラン着て応援してる人がいるやろ?
それも凄い振付しながらやから、並大抵の汗とちゃうで。
手には白い手袋までしてるもんな。
「押す」の精神って凄いね。
応援団も体力がいるで。
やってる選手からすれば、応援って有難いんやろね。
見られてる感というか、期待されてる感というか、大チャンスで打席が回ってきた打者にとっては、「ここが見せ場っ!」と気合も入ろうというもの。
そういう時って人間、普段の何倍もの力が出せる。
中にはプレッシャーに負けちゃう選手もいると思うけど。
しかし、去年のプクッチチームの応援団って。
たった1人。
相手の応援団が凄かったから、余計に寂しかった。
応援団よりも他所のチームから応援してくれる人のほうが多かったからな。
プレッシャーもクソもないわ。
見られてない感が半端なかったから。
あそこで立派な応援団がいたら、もう一回立て直せたかもしれん。
気合いで足の痙攣なんか治せたかもな。
案外、ああいうのって気合いで何とかなるものやから。
甲子園名物「かちわり」ってあるやろ?
あれってただの氷やで。
それが飛ぶように売れるんやから、夏の甲子園ていうのは暑いんやろね。
わざわざ暑い中でやるのはどうか?という声が挙がってるけど、暑い中でやるからええんや。
吹奏楽の人も大変やと思うで。
汗で楽器が濡れてまうから。
それも太陽の熱で金管楽器なんかは熱くなるんやろね。
いや、ホンマ、大変。
プクッチも高校時代、国体の応援で駆り出されたことあるけど、夏の瑞穂競技場で練習させられた時は辛かった。
炎天下でやるもんじゃないと思うたもんな。
でも、そういうのが高校時代の思い出なんかなったりする。
高校球児にとって、夏の甲子園はまさに思い出中の思い出、キングオブオモイデやで。
案外、準決勝、準々決勝で負けたほうが、ずっと後まで深く心に残るかもな。
思い出ってそういうもの。
勝てばええというものでもないと思う。
いや、勿論勝ったほうがええけど、あと一歩届かなかった、というほうが後々の人生に於いて「良かった」ということもある。
「負け」を知っていたほうが精神的にも強くなれると思うで。
高校球児の熱い夏が始まる。
ほなな。
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