
紙幣自体に価値はない。
ただの紙切れや。
しかし、国がその紙切れを保証して、いくらで金と交換出来ますよ、というルールやったんや。
そもそも金貨銀貨という言葉があるように、紙幣のない時代は金や銀そのものが貨幣として流通していたんやから、紙幣というのはその代換通貨やったんや。
ところがまず英国が泣きを入れて基軸通貨の地位からスベリ落ちるわ。
続いて米国もニクソンショックと呼ばれる金とは交換しません発言が出て、今の紙幣というのは金を背景にしていない。
唯一の兌換紙幣だったドルが泣きを入れたわけやから、既にどこの国の紙幣も金を背景にした価値があるわけやないんや。
ゴールドラッシュプッシュ。→


すると、デカ長。

基軸通貨であるドルは金との兌換関係にないとすると、何を基準に通貨の価値は決められているんですか?
ちょっと前までは石油やったんやけど、今では何を根拠にしてるか不明や。

金というのは希少価値もついてるわけでな、世界の人口が増えれば高値をつけるのは自然の成せる技や。
既に陸上にある金はほとんど底をついていると言うてもええし、後は海底にある金や。
今、もっとも金の産出量が多いのは中国やと言われてるわ。
必死こいて中国が南シナ海の海底資源を採ろうとしてるのも、石油なんかと同時に金も支配しようとしてるんとちゃうか?
ユダヤ人や中国人は金が好きやからな。
おっと、何を基準にしてるかやったな。
正直に言うて国力の信用だけや。
ドルは基軸通貨だけども、その背景には何の裏づけもないんや。
せやから、米国の力が衰えればドルは基軸通貨としての役目を全う出来んようになる。
今、読んでるこの本やけどな。

初版が09年12月。
この頃の金はまだ1000ドルに達していなくて、800ドルという高値はオーバーシュートというようなことが書いてあるけど、いまでは1000ドルどころから2000ドルに近づこうとしてるわ。
この時は米サブプライムショックを元に金のお値段を計ってるけど、その後も金は上昇を続け今は調整の意味合いで下がってるけど、まだまだ金は上がりそうや。
と、言うのもな。
今10月中盤やろ?
HFは5月と11月に決算期があるんや。
せやから、今は換金売りが出てるけど、11月が過ぎればまた高値を追うと思うで。
セルインメイ&ゴーアウェイですね。

同じことが11月に懸けてあるということですか。
そういうことになるやろな。

金相場というのも景気の目安を測る物差しになるんや。
金そのものは流通通貨に成り得んけども、円と同じように逃避先になる。
金相場が上がれば上がるほどドルの信用はなくなっていくんや。
しかし、デカ長。

2年前は800ドルでも高いと言われていた金が今では1600ドルですよ?
それでもドルの信用はそれほど落ちたとは言えません。
それは何故ですか?
アホみたいに紙幣を刷ってるからや。

通貨同士の強弱で見ればドルの相対的な強さはあまり変わってないように見える。
それでもそれはどこの国も金融政策で紙幣を刷りまくってるから気がつかんだけで、ドルの地位というのは確実に下がってる証拠や。
世界にはおかしな通貨が二つある。
一つはユーロ、もう一つは人民元や。
ユーロに関して言うと、ユーロはユロ参加国の共通通貨や。
本来景気とは金融政策と財政政策をミックスさせて調整するものやけど、ユロの場合金融政策はECBという欧州銀行がやる、ところが財政政策は各国が別個にやる。
そうすると各国の景気がええ時はユロは強い通貨になるけども、今みたいに著しくバランスが崩れるとおかしなことになる。
景気の悪い国の国債利回りは高くなるけども、今回みたいにデフォルトするかどうか、ヘアカットするかどうかとなると、ユロ参加国はお互いの国債を銀行間で持ってたりするから連鎖的にどこの国も金融危機が起こる。
仮に今回ギリシャを助けても、次にイタリア、スペインといった大国を救えるかどうかと言うと疑問や。
イタリアなんて国はお情けながらもG7に入ってる国でな、こんな国に金融危機が起こったらドイツと言えど、面倒見れんやろ?
ドイツやオランダ、スウェーデンにとっては国内景気とECBが採る政策がマッチせんことになる。
もう、どうしてええのかわからんのがユロとちゃうか?
ギリシャを切ったとしたらユロそのものの信用がなくなる、かと言って駄目国家を救済し続ければドイツやオランダの足を引っ張ることになる。
ユロの2大国家と言えばフランスとドイツや。
そのフランスさえも米国の格下げ攻撃にあってる。
ホンマ、どうなるんやろな?
わけわからん通貨や。
そして人民元だけども。

頑固に変動相場制への移行や切り上げを拒否してるわ。
痺れを切らした米国は対中制裁措置を可決したようやな。
日米摩擦が起こった時、日本が米国に叩かれてたのと同じや。
しかし、日本は米国に屈したけど、中国は頑として米国の要求には応えんわ。
プラザ合意でマルクや円は対ドルでかなり切り上げられたけど、その時から米独の関係っておかしくなったんや。
ドイツは結局ユーロという通貨を作って米国に反旗を翻したけど、日本はただ単に米国様の言うことを聞いてただけや。
中国はドルの信用失墜と基軸通貨の地位を狙ってるんとちゃうかな?
しかし、いくら経済大国第二位と言えど人民元にドルほどの信用はないで?
ユロと人民元、どちらも次の基軸通貨を担う通貨と言われてるけど、今の状況ではどうしようもないわ。
ドルは既に基軸通貨としての役割を果たせんくらい落ちぶれてるけど、かと言ってそれに変わる通貨がないから仕方なく基軸通貨の地位についてるだけや。
次のG20で再び中国が新基軸通貨に対してガタガタ言うんとちゃうかな?
米国が対中制裁措置を採る報復をしそうや。

1971年にドルと金の固定性が崩れたわ。

それ以降、通貨自体が売買されるようになったんや。
企業にとっては投機筋がやっためたらに為替相場を動かすから、リスクをヘッジする必要が出て来る。
その流れに乗ったのがCME(シカゴマーカンタイル取引所)や。
結果的にここでオプションやスワップ、インデックス投資と言った新手法が開発されて、その流れを汲んで証券化商品が組成されてサブプライムショックを引き起こすんや。
ここで、金なんていうのは時代遅れ、化石のような商品やと言われるようになるんや。
この背景には金を蓄えてるロス・チャイルド家に石油を背景にしたロックフェラー家の思惑もあったと思うわ。
どや顔で金なんかいらんわと米国は意図的とも思える仕掛けで金相場を暴落させるんや。
ところがやで?
リスクを忘れた金融商品は通貨の価値をペーパー化させて、自己増殖的に拡大したけども、バブルが崩壊して終わりや。
この時に米国は大量に国内にある金を放出したんとちゃうかな。
そうすると陳先生の言っていたストロスカーン事件との辻褄が合うわな。
世界中の投資家たちは実体のない証券は、やっぱり危ないということで金買いに走るんや。
08年後半には世界的に現物の金が不足して益々希少価値が騰がってもうたんや。
金を通貨の座から追うことが通貨投機を生み、それが遠因となってサブプライムショックが起き、結局また金地金が見直されるようになったとは歴史の皮肉やで。
70年代には二回にも渡る石油ショックがあってやな。

各国中央銀行の打つ手打つ手は後手に回り、世界的にインフレが起こったんや。
そのオイルマネーが金に流れ込み、200ドル前後やった金は875ドルという高値を記録したんや。
そいでもその後原油価格が落ち着いてくると世界はディスインフレ時代を迎えるんや。
金相場もその後は一定の価格で落ち着いてたわけやけども、08年の後半から再び投機的な動きによって金相場、原油相場は高値追いを始めるんや。
しかし、それも金融バブル崩壊で終わり。
その中で金相場だけは高値止まりを続けてるんや。
これは何を意味するかというと世界人口の増加に資源生産が追いつかないという事情もあるけども、70年代のインフレ、90年代のディスインフレ、そして現在のデフレという状況の中、金相場は上昇してるんや。
金相場も為替相場と一緒で、というか、本来相場の動きというのはほとんど同じやけど、短期筋の売買(主にHF)、長期的な資産価値保全のための売買(主に個人投資家、各国の年金筋)とが同時に進行していて、投機の動きの分だけはHFさんの都合なんかで売られたりするけど、実需の面での金買い、保有は続くわけで、今後ドルの価値が下がれば下がるほど金相場は上昇を続けるで。
ドルに変わる新通貨が出てこん限り、この現象は続くはずや。

なるほど。

金とドルは半相関関係にあると言うことですね。
そうや。

ただ勘違いしたらアカンのは先物は別と考えんとアカンことや。
いくら先物で金が売られようが、買われようが、それは直接ドルの信用には直結せんのや。
あくまでも現物の取引価格によるレートを基準にせんとアカンのや。
と、言うことは。

金相場の動きを見れば為替相場を見る時に役立つということですね?
ある意味、金相場に関わらずコモディティ相場もそうやし、株価もそうや。

為替相場というのは複雑な事情で動いているんや。
何であらゆる相場の中で為替相場のディーラーの寿命がもっとも短いかと言うと、それだけ為替相場というのは難しいからや。
金や原油なんかはある程度動いた理由は明確にわかることが多いけど、為替の場合ほとんど意味不明の動きを見せるからな。
金や原油は実体があるけど、通貨には実体がないから余計や。
敢えて言うなら、その国の国力が問題になるわけやけど、FXみたいな短いスパンで相場を見た場合、国力の差が顕著になる頃には相場はもっと先に行ってるわ。
相場なんていうのは未来を先取りしてるものであって、かと言って未来は予想通りに動いてくれるわけやない。
この辺にFXの難しさがあるんや。
ほんなら、金銀の取引もやってるマネパは持ってておトクということがわかるやろ?
もう、いくらアフィっても誰も申し込んでくれんんからアフィバナーは小さめ目や。
残り4654600円ところでデカ長。

以前ほど円安教の皆さんは円安論を展開しなくなりました。
何故でしょう?
円安は日本の国益というのはまやかしやからや。

円というのは長い間、安く評価されてたんや。
確かに円安になれば日本の輸出大企業は儲かる。
しかし、日本はその儲かったお金で米国債を買ってたわけやから、実際に儲けてたのは米国や。
今は米国は日本なんか相手にしてないわ。
同じことを中国相手にやろうとしてるけど、中国が言うこと聞いてくれんのや。
米国は日本からいっぱいお金持って行ったからな、政府債務もいっぱいやし日本との貿易比率も10%前後まで落ちてる。
今更円安にしたところで米国に利益は出んから実質実行レートにドル円は近づいてるんや。
それは60円台と言われてるけど、そのうちドル円は70円割れ、そして60円割れすると思うで。
60円割れするには時間がかかるかもしれんけどな。
政府債務がどうのこうの言うてるけど、日本は海外に500兆円規模の資産があるんやで?
GDP比に対して借金が凄い言うたかて、それ以上の埋蔵金があると一緒やから、日本経済が破綻するわけないわ。
富の取り分で揉めてるだけで、庶民の皆さんは虐げられてるだけや。
ホンマやったら日本国民の皆さんは富の再分配によって、もうちょっと豊かなはずなんやけどな。
ほなな。

早く70円割れてくれんかな。
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