ホトトギスが咲いていました。
この花が、なぜホトトギスかというと、
鳥のホトトギスの尾っぽの点々模様に似ているからなのでしょう。
(10月11日追記 尾っぽではなくて、胸の模様というのが
定説のようです)
今回、難しいと文句をつけるのは、鳥のホトトギスです。
手元の名歌・名句辞典の俳句の索引。
「ほととぎす」で始まる句です。
ほととぎす
時鳥
郭公
子規
全部、「ほととぎす」と読みます。
ほととぎすの鳴き声は「テッペンカケタカ」と聞こえるのでは?
郭公は「カッコー」となく鳥では?
実は辞書(大辞林)には、「ほととぎす」の漢字には
郭公はありません。
昔からの慣例で、郭公という字もを当ててきたそうです。
全然違う鳥さえ、ほととぎすにしてしまう荒技です。
でも、辞書には他にも
不如帰
杜鵑
田鵑
杜宇
蜀魂
などの表記も出ています。
全部、「ほととぎす」です。
不如帰はかろうじて読めますが、他は読めません。
やっぱり日本語は、ムダに難しいです。