たらちねジョン「海が走るエンドロール」第1巻、第2巻を読みました。

第1巻の表紙です。

 

 

この第1巻の表紙がヒロイン、うみ子、65歳です。

表紙はなんだかすごいテンションですが、基本、普通の人です。

旦那と死別してから、ひょんなきっかけで、美大に入ります。
そして映画を撮るという目標を持つようになります。

 

 

 

これが第2巻の表紙。

描かれているのは海(かい)。

うみ子が美大に入るきっかけになった青年です。

 

この二人を中心に物語は展開していきます。

 

高齢社会(高齢者(65歳以上)人口が14%を超えた社会。

高齢化社会は7%超です)にふさわしいヒロインです。

65歳だって新しいことに、それもだいそれた夢を持っていいんだと

希望になります。

 

ただ、いくつかの個所で、うみ子のことを美大生がうっかり

「おばあさん」といいかけるシーンがあるのですが、

65歳だと、おばあさんとは言わないんじゃないですか?

彼ら彼女の親が50歳超くらいだから、親よりちょっと上だけど
おばあさんというイメージまではいかないのでは。

それも学生をやって授業についていけるようなバイタリティあふれる

65歳ですよ!

うっかり言っても「おばさん」でしょう?

 

些細なことにケチをつけましたが、面白いです。

特に、うみ子近辺の年齢の人におすすめです。