これは、もともと各国の子どもに備わってるものと思われるけど

なぜ日本の子どもだけが、ずっとそのままなのか。


答えは簡単


親がしつけないからである。


ヨーロッパのレストランなどで(本来子どもは家でベビーシッターとお留守番だけど)

連れて来てもらってるヨーロッパの子達は、全体的に日本の子と比べるとお行儀がいい。

もちろん一部例外もいるけど。

犬もしかり。


日本の子どもに多いのが、親達の会話が始まると

それが気に入らないのか

自分が主役になりたいのか

とにかく邪魔をする。


私は、子ども主役大いにけっこうだけど

世の中私のような人間はむしろ稀なので、

成長して苦労するのは本人だと思う。

大抵は育ちが疑われるので。


かなり大人になっても、この癖が抜けない人間もいる。

なぜか男性に多い。

他者の会話に平気で割り込む。

たびたび指摘される

「またジャパニーズが」である。

私はこの場面を目撃するたびに、あー、誰も注意しないまま、ここまで来てしまったんだなあと

気の毒になるのだ。


そのせいか

場の空気を全く読めず、一流レストランなどで

他の行動してる最中のウェイターに、「すみませーん!」などと大声出して呼んだりするのだ。


某国のレストランで、同席してたのは外交官、赤十字、国連勤務の日本人達だった。

(どこの国かバレちゃうな)

まあ、勉強に関しては最高レベルの教育を受けてきた面々である。


しかし、備わってなかった。

最低限のマナーが。

ウェイターは、目が合った時に静かに手を挙げてアイズするヨーロッパ客に慣れていたので

この「エクスキューズミー!」と大声で叫ぶ日本人グループを無視していた。

これ、人種差別でも何でもない。

人格差別では?


欧米の外交官や国際機関に勤める人達やその夫人はある程度の家柄出身で厳しく躾けられて大人になった人達だ。

私は、この躾という言葉も本来嫌いだし

出自関係なく、どんな人でも努力次第でどんな職業にでもつくことができる日本は、この部分に関して公平な民主主義国家だと思う。

(私の知人は施設出身だが東大卒)

事実、この日の人達は家族ぐるみの付き合いで

一緒に旅行に来てた仲(添乗ではなくプライベート)

だったが、庶民そのもので、それよりさらに庶民出身の私にとって付き合いやすい人達だった。


しかし、出るところに出た時にその「違い」は

明らかとなる。


同じ国際機関出身でもオックスフォードやソルボンヌ出身の欧米人の振る舞いを見てると

子どもが親の会話を邪魔した時に

「人が話してる時に邪魔してはいけません!」

とピシャリと叱った親の躾が、他のことにおいても

生きてるのだと思い知らされる。



全く関係ないけど、育ちといえば

日本の駐在員や外交官

日本がビンボーなのも

55歳以下の日本人が全くお金を使わないのも有名な話だけど

スーツだけは、あ○やまや○○○カンパニーやめてほしいな。

欧米の、いやアフリカや中東、アジアでも

しかるべき職に就いてる人達は

肩がピシッと合ったオーダースーツを着てますよ。

彼らは、普段洗いざらしのチェックの綿シャツや短パンであっても、いざとなったら場をきちんとわきまえてる。

日本人ただでさえ、背が低いのに・・・


それから贈り物にキャスキッドソンの食器もやめようよ!

キャスは可愛いし物によっては私も好きだけど

ヘレンドやマイセンを贈れないなら

他のものでもいいから、キャスはやめよう。

本当に。陰口言う60代以上のお姉様方に代わってここで言っときます。


最後に、直近の海外で経験したこと

いつだったかはさておき

下はオランダのデンハーグ

名物パンケーキの美味しい店で






(ビネンホフ)

ウェイターがニコニコと寄ってきた。

「日本人?珍しいね。

僕の夢は日本に旅行することなんだ。

ホンダ、スズキ・・・」

精一杯の知ってる会社名を言ってくれる。


お世辞に対して私は謙遜した。

「でも、企業なら中国韓国の方が上だから。

サムスン、ヒュンダイ、ハーウェイ・・・」


それに対する彼の答えが


「日本だって素晴らしいよ。

近いうち、中国や韓国に追いつける日が来るよ。」



見たところ30代の彼にとっては

ものごころついた時に既にこの認識だったのかもしれない。


けど、まさか自分が生きてるうちに

こんな日が来ようとは・・・チーンチーンチーン


どんなに日経平均が上がっても、USスチール買収云々でも

日本人の金銭感覚はやすやすとは変わらないだろう。


アイスランドのホステルでは、韓国人達(やたら多い)の置いて行った食べ物を日本人達がもらって喜んでいた。

栄養失調寸前のフラフラ日本人に日本食分けながら

「食べ物買いなさい!何で来たの?!」と説教した中年は私です。