一時コロナがおさまりつつあり
出かける機会も増えたかと思ったら
またもや・・・
ということで、三連休はひきこもり用に
図書館で庄野潤三の本を10冊以上借りてきた。
庄野さんの本は、ご自身の家族を
ある平均的日本人一家の日常として
淡々と綴っているのだけど
これが、ありそうでない唯一無二の作風
中毒性があるのだ。
とりたてて大きな事件も感動的なヒューマン物語
もない平穏な日常
でも、なんだかほんわりとした
温かいものが体内に循環していくのを感じる。
そんな読後感を求めて次々と手が伸びる
庄野潤三の作品の数々である。
一人の作家について
ほぼ全作読破して、その人の生き方や周囲にも
自然と詳しくなってきた。
特に第三の新人と呼ばれた世代が好きだった。
引きこもり全く苦にならない。