クルーズは大きなビル一棟が海の上で動いてるようなもの。
映画タイタニックをご覧になった方、わかると思うのですが
毎日同じ船内で行き交ってると親しくなる機会も多い。
特に私の場合、子供に目がないから
話しかけたり抱っこさせてもらったりで、
パパママたちとアドレス交換やfacebook繋がりとなっていく。
仲良くなった小さな紳士親子と。
高齢で授かったお子さんらしい。
我が子を見つめる眼差しが優しい。
ところで、この写真とは関係ないが
クルーズ船は、大人でも子供でも
障害者にとって旅行しやすい手段の一つなので
船内で、やはり少なからず見かける。
皆さん、障害児にも、素敵にお洒落させて目を細めている。
どの子も天使さながらに可愛い。
しかし、後からfacebookなどを見ると、せっかくの
正装がアップされてない。夫婦の写真のみ。
我が子を隠してるなら賛同できない考えである。
が、こちらが聞く前に、先に言われた。
「身内には写真を個別に送信したが
SNSにはアップしない。
障害児は見世物じゃないからね。
隠しもしないが披露もしない。」
そうですか・・・
まっとうと言えばまっとうな考えだが
せっかくの素敵な姿なのにな。
と複雑なリアクションの私に
「身内以外に見たいだろうか。
それより、君がA(障害児)本人なら
毎日facebookに自分の姿をさらされたいかな。」
保育士として
私も心せねばならないことを
聞かせていただいた。
真逆の考えで、人に勇気を与えたいと障害児の写真を
アップし続ける保護者もいると聞くと
それも一つの考え方であると思える。
人それぞれ、
でもみんな愛情を持って育てておられる。