一般的に、学校に制服があるのは良いことだと思ってきた。
特に公立校の家庭には経済格差があるから
持ち物、着るもの、それぞれの親の経済力によって
あからさまな差異が現れるより
毎朝そういうことに悩まされず登校させてやりたい
と子供のいない私でも思う。
が、今話題の銀座泰明小学校の場合、少しわけが違う。
帝国ホテルから徒歩1分、
日本一地価の高い所に住んでる人々
(ズルして住民票を移してない限り)
地下鉄やバスに10分も乗れば、激安エリアがあるのに
あえて日本一高い固定資産税を払い続けてでも
住んでいたい
というより、住める人たち
うちは賃貸だよと言うなら、更にスゴイ人達である。
そのPTAが、わずか10万足らずを「親の負担」「高い」と
難癖つけるのは情けない。
いいじゃないですかあ。
何もかもクレームつけるより、着せてあげましょうよ。
アルマーニの洗練された制服を着せて
幼い頃からセンスを身につけさせる
得難いチャンスだもの。
日本のデザイナーに任せたら、どういうものになるか
いくつかの公立校のブラウスに紺ヒモスカート、上着は
オランダ駐在から帰国した娘さんが
「これを着るなら行きたくない」と泣いた戦前レベル
(オランダは特に着るものにオシャレな国じゃないのにですよ?)
オリンピックの制服も毎回微妙だし
東京オリンピックボランティアにいたっては
!!!
このトンデモなさを見ても
イタリアのアルマーニでよいのでは?
想像だけど、今回の発案者は一世代前の日本人が
精神的に豊かだった頃の人達じゃないかな?
今の小学生の親なら40代前後、超ケチお金にシビア
な世代かと思う。
一度、この世代に
なぜ貧しくもないのに
そんなにお金を貯めこむのか聞いたことがある。
(聞く私も私だが、やはり興味はあった。)
彼らの言い分として
物心ついた時から日本の経済は傾いてたし
年金は破綻してる。
国を信用できないというもの。
なるほど。
理解もできる。
けど、先輩方が大切にしてきたステイタスやプライドもあるのでは。
泰明小学校、今回わずか数万をけちったことによって
これまでの卒業生たちが守ってきた
イメージが地に落ちてしまったようだもの。
銀座なのに
銀座なのに
惜しい!
それより小学校関連で言うなら
私にはランドセルの方が不思議
客観的に見て世界一変なカバンの
5万以上もする価格に疑うことなく
すっと支払える
世間一般の経済観念の方がはるかに信じられない。