初めに言っておきたいのは

私は、基本、あらゆることで
子連れママサイドに立つ人間です。

自分もベビーシッター中、子連れで公共の乗り物を利用することが多いので。

その上で聞いていただきたいのですが

昨日、京王線に双子用バギーで乗ってきたお母さんがいました。

前後双子用となるとかなり大型、
それだけでもう乗り降り通路がほぼふさがって
他の人達がよけて通るのが大変そうでした。

それも乗ってるのはベビーではなく、二人とも四歳ぐらいの男の子と女の子。
当然足がバギー内に収まらず、膝を曲げた状態で座っています。
異様な光景でした。

そうかと思えば、今度は、別の車内で優先席に子供を座らせてるお母さん。
自分の隣に一歳の子供を座らせています。
落ちないように必死に押さえながら。
膝の上に抱こうと思わないのでしょうか。
お母さんの膝の上には荷物が置かれていましたが、荷物は床におけばすむこと。
子供とどちらが大事?

しかも、一番問題なのは
その前にお年寄りを立たせていたことです。



優先席は、赤ちゃんを抱いたお母さんや
妊婦、障害者、高齢者のものであって
子供を座らせる席ではありません。

私もシッター中、常に気を付けています。

ご存知のとおり、英国は子連れに優しい国です。
しかし、周りが優しいからといって
イギリス人母がそれに甘えてやりたい放題してるかといえば
少なくとも私は、双子用バギーを地下鉄や電車内で広げてる人は見たことがありません。

常識や社会性って
ケアする側とされる側
双方に備わってないと成立しないのではないでしょうか。

成熟社会イギリスと違って
日本でバギー論争が起こる背景には
こういうことへの一般の「言い分」も含まれているのかもしれませんね。