前回の記事を読んだ友人たちから
12億って一体どんな人達が住んでるの?!
と質問が相次いだ。

私も多くを知ってるわけではない。
が、このあたりはかなりご近所仲が近く
私が招かれ、聞いてきた話から判断すると
やはり何らかの先祖からのベースあっての上というのが一般的のよう。
そうでしょうね。

でなければ
比較的若い世代で、こじんまりした一戸建て(場所にもよるが3寝室ぐらいだと£1500=3億弱で出てる。)を買って住んでるのは
この間サンデーランチに呼んでくれた下の写真のファミリーのように
夫 インベストメントバンク(投資銀行)
妻  癌専門ドクター

以前ブログに登場した
妻 バリシタ(裁判官)
夫 会ったことないので職業を忘れたが、よく東京に出張している。

など、夫婦どちらかが専門職である場合が多い。
もちろん親の援助必須。


この家族の日曜日の過ごし方は
ある意味、ザ・英国
過ぎて、逆に珍しいかもしれない。

朝は家族で教会。
これも今どきのイギリス人には珍しい。
(私は毎週行ってるが、いつも30人も来てない。)
帰宅して家族でサンデーロースト。
チキンとポテトとグレービーソースという
奥さんのSが「笑うぐらいEnglishでしよ?」
というメニュー。(でも美味しかった!)
家族でゆったりランチの会話を楽しんだ後、
食後はハンターのブーツを履いて
リッチモンドパークを散歩。








美しい鳥の姿。


毎週チェック!
Bのお気に入りの木の中。
リスのために木の実を置いとくんですって。
私に子供がいたら、こういう環境で育てたいと思っただろうなしあわせ

帰宅後、紅茶とビスケットでDVD を楽しみ
軽いサパーで早めに就寝
と、どこまでもEnglish(笑)イギリス
医師でありながら3人の子の母ってのもすごい。
医師といえば
割りと最近、別のご近所さんと会ってた時のこと。
頭痛がすると言ったら
鬼の形相で車に乗せられ病院に連れていかれた。
検査の結果、何でもなかったのだが
ナースが「あなた何者?」と聞いてきた。
私のスキャン中、病院の詰所に
アメリは大丈夫か?と電話をかけてくる人達が老若男女
I am doctor
と名乗るから、ドッキリ番組(そういうのがある。)かと思ったらしい。
私も実は彼らが医者だと知らずに付き合ってたのだ。
相手も、私が何度もスペインやオーストラリアツアーの話をしてるのに
ツアコンだということを忘れてたりする。
まあ、いっか。
うちの実の弟や親戚よりよっぽど頼れる(^~^)

これまで何度かブログ読者の方から
自分はイギリスに長く住んでいても
そんなに招かれたりしない。
どうすれば仲良くなれるか?というメッセージをいただいた。

見知らぬ相手なので、返信に困るのだけど
自分に思い当たるところがあるとすれば
やはり、イギリスを愛する気持ち
などが自然に態度や笑顔に出てるからかなあと。

それから、これは人から言っていただいたことだが
「いつもきれいな格好をしてる」

なるほど、逆の立場に置き換えたら
小汚ない服装の人間を、わざわざ、ちょっと寄ってかないか
なんて日本でも言いませんよね。
私だって考えるもの。

下の季節はずれの写真は、薔薇狂いの私が、
このお宅の薔薇の写真を撮ってたら
「よかったら入って中も見ていかないか。
うちの薔薇と一緒に撮ってやる。」
と言って下さった時のもの。



ブランドでも高価な服でもない。
ただ皮膚が弱いので、コットン、シルク、麻、カシミヤの
自然素材の服しか持ってない。
近所のスーパー帰りだけど、最低この程度でいた方が
相手に警戒されないですむのではないでしょうか。

若い人はどんな格好でも、中身が美しいけれど
中年の私が、Tシャツにデニムでこの界隈を歩いたら
ハウスキーパー(家政婦)にスカウトされるのがオチである。