ウィーンから約一時間半。
マリーアントワネットがフランスに嫁ぐ道中
ここに一泊したことでも知られています。
メルク駅を降り、まっすぐ坂道を下っていくと


カフェなどの並ぶストリートに突き当たります。
左上に見えるのが修道院。

向かって右端の小さな路地を上がっていくと
修道院入り口のショップをはさんで
右側にレストラン、
左が入口の門、入場券は門をくぐって左手で買います。
向かいに、無料トイレが三つほど。
その後

この中庭に出て
左奥から入ります。

ひととおり所蔵の宝物など見てため息をついたら

このテラスに出ます。
美しく青きドナウ!







圧巻!



修道院内の教会。
最高傑作バロックに一同無言、もう言葉が出ませんね。


青空に映える
ここでも、マリアテレジアイエロー。

オーストリアは、とにかく美しい国
添乗が決まったらワクワクします!

この国から
第二次大戦中、ナチスドイツに加担した人が
多く生まれたことが信じられません。

といえば美しくまとまるのでしょうけれど
私の偏見ですが
ドイツ、オーストリアにおいては
むしろ、なるほどなと思えることが
なきにしもあらずなのです。

イタリア人やフランス人のワガママや
幼い意地悪とは質の違う
なんというか
彼らの先祖にナチがいてもおかしくないな、と思わせる
場面、一瞬の鋭くも恐い表情や冷酷さ
私たちが直接受けた発言といい・・・。
ここには書きたくないけれど。
(もちろん、いい人もたくさんいますよ。)

終戦後、世界に逃げたナチスドイツの生き残り
驚かされるのは、彼らのほとんどが
90歳から100歳となった今も生きてる
もしくは生きたという長生きの共通点です。

彼らが惨殺した人々の多くは二十歳の成人に達するのを待たずに
命を奪われたというのに
その4倍から5倍の人生を生き延びてきたのですね。
さすがゾンビちがうか。

反省も後悔もしない人種なら、それはストレスなく
長生きできるのも納得です。
神に召される、ということもなかったでしょうし。
近年、バチカンはイタリアで潜伏したまま亡くなったナチ戦犯(←コレも
100歳で死亡)の葬儀をローマ市内のカトリック教会で行うことを拒否しましたね。
世界一寛大な場所においてさえ、クズは拒まれたのです。

時々、ナチ戦犯追跡に対して
「今さら高齢の元ナチつかまえてどうしようと
いうのだ。
罪を憎んで人を憎まずだろ。」
という、脳内のお花畑で蝶々が飛んでる人がいます。

法曹関係の人から聞いた話ですが
こういう鈍感な人ほど
自分の身内がやられたら凄まじい復讐の鬼に豹変するとか。
早い話、他人の痛みを感じる教育を親から受けずに育ったと
いうことでしょう。
ヒトゴトはあくまでヒトゴトなんでしょうね。
悪に優しい人、ご立派です。

最後にかの有名なアイヒマンの腹心だったブルンナー
この人は、約10万人の人間を殺すことに尽力した後
シリアに逃げて楽しく暮らしてるそうですが
1985年にドイツの雑誌インタビューで
彼が発した言葉を
頭の中にチョウチョウが飛んでる人に読んで頂きたいですね。

「ユダヤ人は全て殺すべきである。
後悔などしていない。
機会があれば、私は再びユダヤ人を殺すだろう。」(by ブルンナー)





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