以前から、周りの英国に嫁いだ人や
ロンドン駐在員の間で
話題になってる英国関連ブログがあった。

とても面白いのだけど
あまりに出てくる人や内容が現実離れしていて
あんな事が本当にあるのかと皆々様。
自分が何十年も暮らしていても、一人も見ないような人や出来事に、なぜあの人だけが
毎日のように遭遇するのかと。
とうとう作り話説まで飛び交ってたが
私にはそう思えなかった。
言葉こそ乱暴だけど、文面からにじみでる
人柄や知性を感じていたから。

そして、先日謎が解けた。
ご本人のブログによると住人の90%が生活保護という町(本当にあるんですね。)の近くにお住まいだったのだ。
この方の家庭自体は、きちんとしてるので
ど真ん中ではないはずだけど
公立校区に近いなら、数々の仰天ドラマを見てしまうのも
いたしかたないかと。

私の友人がまさにそう。
新聞にも載ったから書いてしまいますが
東京の足立区で、クラスの3分の2が給食費を
払ってない公立校エリアに、家を買ったところ
(※子だくさん)
この人から聞く話が、私たちツアコンでさえ
ついていけないような
スリリングな内容なのだ。

国は違えど、貧すれば鈍する
というのは、多少あるのかもしれない。

私たちが引くって、あまりないですよ。
以下、毎度おなじみ格安ツアー客話ですが

昨年ルフトハンザの中で
日本人アー客がCAを蹴って問題になったらしいが
同じ機内にいた友人ツアコンたちは、
またかとうんざり
驚きには値せず。
ヨーロッパツアーにジャージ姿で成田に現れた男性客。
スーパーのビニール袋一枚に財布が荷物の全て。
十日間一度も着替えず、他のお客様たちから
臭い、何とかしてくれと詰め寄られるツアコン
は、一体どうすればよかったのでしょう。
けれど驚きに値せず。

機内で暴れた客と一緒にツアコンまでも通訳のため
飛行機を降ろされ、鉄格子付きの車で
搬送されて個室で一晩二人だけにされた。
ここでやっと少し驚く。

私も、お漏らしして腰からバスタオル巻いてる
ハネムーナーの奥さまの手を握って
(震えたり泣き崩れたりなさる)
ホテルの部屋でご主人の帰りを待ったことがあったが(ご主人は逃げて一人で観光)
帰りの便で航空会社から搭乗拒否されてしまった。
変だから載せられないと。
その変な客を私は十日間一人で面倒みてたんだけど・・・
結局、私が通路側に座って彼女をブロックする約束で載せて頂いた。
しかし、
これもありがち。

日本でも英国でも
国は違えども住む場所を選ばないと

残念な人は残念な物語を
紡ぎ続けて生きている。

しかし、自分自身いろんなことに驚かなくなっていってることも
残念なことかもしれません。