ローマをスタートに
3週間の休暇に入りました。
今年5回目のバカンスということで
友人たちは呆れてますが、
現地で時間がたっぷりあると
仕事に結び付く情報を得られるので、日本にいるよりは有意義に思えます。


コルソ通りのドーリア・パンフィーリ。
珠玉のコレクションを揃えるパラッツォだけど
ツアー中に行くことは困難です。
リピーターやバチカン美術館をみ終えた方には是非お勧めしたい。
ブックストアは誰でも入れるので
お土産買うだけでもいいかもしれませんね。


スペイン広場近くのアンティーク通りMargutta はエレガントこの上ない通り。
ここに野菜中心のヘルシーで美味しいメニューが
地元の人に愛されてる
「il Margutta」があります。



冷えた白ワイン、ペコリーノと料理がよく合います。

冷えた野菜スープ、ガスパチョも絶妙。

このようなしっかりディナーが
予算的にも胃袋的にもきつい方は
アペリティーボ軽く一杯で済ませるのもいいですね。


ここはアメリカ大使館前、時々利用するボスコロホテル前のワインレストラン。

プロセッコを頼むと、おつまみが自動的についてきます。
女性ならこれでお腹いっぱいでは?
飲み物の値段だけ払えばいいので7ユーロ、
一等地の比較的高級店にもかかわらず
良心的です。
ゆっくりしたらチップを1ユーロ置きましょう。


私の休暇は、いつも一人で旅立つのですが
現地には親切な友人達がいます。
悲しいのは、場合によっては彼らを傷つけてしまうことがあることで、
今回かなり落ち込んでます。

日本からあそびにきた私を
一生懸命どこかへ案内しようと計画立ててくれてるのですが

私の仕事は毎日観光なのよ!

バカンス中は、お願い。ゆっくりさせて~。

それから、イタリアは強烈な搾取型社会、
他の国では従業員を5人雇うところを1人ですませて
モーレツに働かせ、経営者だけが儲かるようになっている。
ホテルで、レストランで
何度従業員たちから、オーナーに手紙を書いてくれと頼まれたことか。
平素彼らの言い分を上は無視するから
客であるツアコンからのクレームなら少しはこたえるだろうという読みなのでしょうけど
結果としてあまり生かされてないように
思う。
だから働く側も、どうせこきつかわれるなら
適当にさぼってやれとなり
この悪循環が国と国民のばかしあい同様、
日々繰り広げられているのがイタリアの現実といえるでしょう。

そして、私の友人知人たちは観光業界ではないけど
いろんな業種で、この搾取する側にあたる。

従業員には厳しくても
自分の家族や友達にはとことん親切なイタリア人。
有り余る富をもて余すのか、この私にも
「何か欲しいものはないか?何でも買ってやる。」
と毎日言うが、意味が分からない。

何もいらない。
どこにも行きたくない。
毎日高級レストランは辛い。
という私の気持ちを小出しにすると
「何で遠慮するんだ?日本人は何でも欲しがるのに。
君は心を開いてない!」
と怒りだした。というよりは悲しんだ。

他の日本人のこと全てを知らないが
私自身はあまり物欲が強くない。
いえ、むしろ物にこだわりがありすぎて、好み以外の物を家に増やしたくないと言った方がいいのだけど
分かってもらえない。

私だって本当に欲しい物が目の前にあって買ってくれるというなら
小躍りして喜ぶけど
何もないところで、何かいらないかとしつこく聞かれても頭に浮かばず困惑するばかり。
友人を落胆させた。

何でもいいから好意にこたえて満足させ
帰国して誰かにあげることも考えたけど
それも違うと思う。

彼らだけが悪いのではなく
私にも非がある。
今回つくづく自分が嫌になった。
いろいろプランを練って私を喜ばせようとしてくれた努力が痛いほど伝わってきただけに
苦しくて涙が出そうになる。


しかし、彼らの中で
日本人の奥さんと結婚した人がいて
その奥さんの金遣いの荒さや自己主張の強さは
それはそれで仲間内の批難の的となってるのだから
世の中難しい。

この良くも悪くも濃い社会で生きてる人達は
どうやって自分を
コントロールしてるのだろう。




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