ローマ時代、ティベリウス皇帝の私用プール兼浴場だった
といわれる青の洞窟。

今日、南イタリア有数の観光スポットとなっていますが
洞窟に入るには、身体をちぢめてくぐるため
波の高さや風の強さによっては
キャンセルとなる確率が高いのです。
今回はラッキーだったといえるでしょう。

私が、青の洞窟に対してあまり肯定的でないのは、
まず行くのが大変過ぎること。
港から20人乗りボートに乗って洞窟手前で、ゆらゆら待たされること
最悪時で1時間半、もしくはガイドいわく2時間の経験ありだそう。
その時点で酔ってうずくまる方数名。
(私達は、今回洞窟至近までバスで行きました。
これがベストですが団体では難しい。)
やっと順番がめぐってきても
小型5人乗りボートに乗り換え、洞窟中に入り
たった30秒、船頭が冗談のようなカンツォーネの1小節を
気もそぞろに歌ってハイ、終わり。これで一人20ユーロ(二千円)。
あとは、恒例のチップよこせ攻撃。
日本人は、10ユーロとかぼられてるみたいだけど
相場は一人1ユーロです。

「こんなチャチな一瞬に20ユーロも取りやがって!
オレはチップなんぞ払わん!」と騒いでたH社の頑固オヤジは
船頭にオールで水をかけられて
ゆでダコのように怒ってました。

こんなところで
エネルギーと時間を使わず、さっさとあげて
アナカプリでレモンレモンの木の下を歩きましょうよ(笑)
 
コレ、そんなにいい?( ̄ー ̄;
綺麗な水、他にもあるよ。

名所には、やはりそれなりの良さがあるのですが
私は、何気ない街並みの方に、より魅かれます。


たとえば、こんなモンレアーレの坂道に。