その国に滞在中は、「その国で生産されたものを」
私の中での決めごとなんです。

今回は、スペインスペインなので、LOEWEのワンピースとバッグで行ってきました。

コスタ・デル・ソルの白い村ミハスにて


つくづくブランドは価値があるな、と思うのがこのバッグ、
なんと20年前、私がツアコンになったばかりの頃に
今回も行ったロエベ・マドリード本店で買ったものなのですが
長い歳月を経ていまだ健在。

仕事で使ってるので、それなりに汚れてはいるのですが
ショルダー部分も中の仕切りもしっかりしてるし
ワンピースに至っては、型崩れさえしてないのだから
あまり買い物に行かない私にとっては大助かり(^o^;)

このバッグを「フラメンコ」と呼ぶことを
今回教わりました。
職業の割に、ファッションに無知な私です。

その国の物を身に着けるこだわりは、いつから始まったんだろう。

自分にとっては、願掛けに近い思いからだったような・・・。

お願いねっ

お願いねっ

私は、おたくの国をこんなに愛し、敬意を表してるんですよ

だから私のお客様のバッグから財布を抜かないでね

メーターより10倍近いタクシー代をぼらないでね

レストランで、頼みもしないワインを伝票にのっけて20万円も請求しないでね

朝食を食べに行ってる間に部屋に入って
思い出の詰まったデジカメを持って行かないでやってね

サービスエリアでバスからスーツケースを何個も盗んで行かないでね

しぼったオレンジジュースに水をまぜて

フレッシュと言って9ユーロ請求しないでね


その他もろもろ・・・もう頼むよ

残念なことにこれらのほとんどは、イタリアで起こる。

もちろん海外はどこも日本ほど安全ではないのだけど

イタリアは、アメリカや他のヨーロッパとは桁違い(泣)

知り合いのカラビニエリ(警察)はバイクもメガネさえ(意味不明)も盗まれたのだから、

日本人がやられるのは、仕方ないのかな(T_T)

旅行社の盗難対策といえばまずイタリアが筆頭にあげられるぐらい

イタリア人はやってくれる。

例えば他の国では、犯罪者と善良な一般市民が分かれてるのだけど

イタリアでは、普通のバールのオヤジやショップの店員なんかが
普通に悪いのだ・・・。

なぜだろう???

良い人は、日本人の良い人よりも、より良い人なのに。

愛読してるタカコ・メロジーさんも著書の中で、

イタリアに帰国早々お釣りをごまかされるという洗礼を受けると書かれてたが

イタリアを溺愛するタカコさんでさえ、がっかりすることもあるという。

私の親友のマリステッラ夫妻などは、だまされ過ぎて疲れ果て

夫婦とも教師なのに、預貯金ゼロという有様。

リタイア後はイタリアを出ると言う。

それでも、それらを凌駕する魅力にあふれた国なんですけどね。

逆に不思議なのは

なぜ、何度注意しても、フィレンツェの街かどで

エイズチャリティの看板掲げた詐欺師たちに

毎回草食系ジャパニーズ男子たちが20ユーロ騙し取られるのかということ。

ボランティアが警官見て逃げるか
ちょっと見てればわかるでしょーが( ̄□ ̄;)

しかし、これほどツアコンの言うことを聞かない日本人たちも、
違った意味で、強い(??)人種なのかもしれませんね(・_・;)

イタリアは別格(?)としても
フランスや東欧もなかなかワイルドです。

そして、私のささやかなこだわりは日々続いていくのである。
祈りとともに。

ブランドの話なのに
スイートな内容にならなくて
申し訳ないです。