バンベルクでは、schonleins platzにバスを止めるよう

ドライバーに指示して、lange strasseを歩いて、リトルベニスと市庁舎のある

上の橋までお客様を連れていきます。

ところで、素朴な疑問として

なぜ、ツアコンは、その国だけに行くわけではないのに

そんなにスイスイとお客様を案内できるのか?

何度も聞かれました。

本当に・・・

私は、前回のスイスツアーで山の名前と高原植物を案内したばかり

そして次回はイタリアITALIA

しかも、会社からスケジュール(日程表)をわたされるのは、通常、出発二日前の引き継ぎ時

私達の日程表は、細かい指示含め全て英文で、レストランやホテルはアドレスのみ。

その住所を元に、ツアコン自ら自宅のグーグルで

場所を検索して連れて行くのですよ。

問題は、ヨーロッパの場合、ほとんどその店の前には駐車不可ということですね(T_T)

ちなみに、会社に(全ての旅行社)このレストランどこですか?

などと聞こうものなら、ハァ?あなた誰?と冷たい視線が返ってくるだけです。

そもそも、旅行業界の常として

オフィスにいる人間は、ほとんど現地に詳しくありません。

聞いても無駄なんです。そして、航空機内で、何かを尋ねても

クルーは、まず100%何も知りません。(これまでの質問経験上)

友人のJALパーサーは、CA経験20年でヴェニスもロマンチック街道も

行ったことないのと、一人旅できない(英語が苦手)ので

私のツアーに参加してくるというありえなさ(やりにくかったあ( ̄ー ̄; )

「だって~、機内でほとんど英語なんて使わないよ。」

ほんとかなあ???

ツアコンは、現地で、その国のドライバーも知らないレストランや

パーキングを、グーグルでプリントアウトした地図を片手に

( ̄Д ̄;;  「Go straight!
After  the second corner,turn to the left!」

などとナビし、止まったパーキングから徒歩10分以上の観光地や

レストラン、ホテルに迷うことなく案内しなければならない・・・。

8日間、全ての場所に。

今回のドイツツアー8日間だと

現地ガイドが付いたのは、ビュルツブルグ三時間のみ。

あとは

ニュルンベルク、バンベルク、レーゲンスブルグ

ノイシュバンシュタイン、ローテンブルグ、ハイデルベルグ

リューデスハイム、ライン川下り、フランクフルト

全て私一人でした。どのツアコンもそうです。

これが、いっけん楽しそうでう羨ましがられる

ツアーコンダクターという職業を

10人中9人が辞めてしまう理由かと思われます。

永くやってて慣れてるからいいじゃん、と思われるかもしれませんが

例えば、あなたが何十年と住んでる東京で、新宿アルタ前にバスを止められて

そこから10分歩いて、伊勢丹裏一本入ったところの

三年前一度行ったきりの居酒屋に何人も連れて迷わず行けるかと言うと

自信満々にはなれないんじゃないでしょうか?

私は、方向音痴な方ではないけれど

それでも10年ぶりのレーゲンスブルグなど

ドキドキ(゚_゚i) でしたよ~

だーかーらー

ツアコンは、いつまでも人手不足なの

残念だなあ・・・こんなに良い仕事なのに・・・(・_・;)